柴田淳の歌は現代女性の「心のカンフル剤」 女心を理解するための一枚

★大人のエンタメ

2013.06.13


柴田淳【拡大】

 柴田淳(36)のターニングポイントともいえるのが、昨年10月に1970年代の名曲をカバーしたアルバム「COVER 70’S」だ。

 シンガー・ソングライターにとって、カバーアルバムを出すということはもろ刃の剣である。なぜなら、カバーをするということは他人が作詞作曲した曲を歌うということで、作詞作曲という得意な分野をあえて封印して歌だけで勝負をしなければならないからだ。ハンディをどう乗り越えるか、そこに問題があった。柴田は告白する。

 「私が何でシンガー・ソングライターになったかっていうと、実はなる気はなかったんですが、ボーカルだけじゃオーディションに受からなかったからなんです。で、受かるためにやむをえず作詞作曲を始めたんです」

 さらに本音を吐露する。

 「メジャーデビューしてからも、シンガー・ソングライターだから歌がへたくそでも許してっていう言い訳的な部分は正直言ってありました。でも、歌だけで勝負して、それでたくさんの人たちに評価されたってことは、私には大きな自信となりました」

 コンプレックスを抱いていた歌で評価されたことにより、シンガー・ソングライターとしても触発され、作詞作曲に関しても今まで以上に強い自信を持つことができた。

 「デビューした頃はみんなが隠している心情を、ズバッと言い切って、みんなをゾクッとさせるのが快感だったんです。その快感が戻ってきたなという気がします」

 ニューアルバム「あなたと見た夢 君のいない朝」には、切り口がさらに鋭くなった彼女の本音がリアルな詞で表現されている。

 「女性にはここまで言って大丈夫? ってよく言われます。そのくらいディープに赤裸々に書いています。これは女性に聴いてもらいたいですね。特に失恋したとか、つらい想いをしている人とかには、涙を流して聴いてもらいたいと思います」

 歌を聴いて共感し、同化すると心が浄化される。柴田淳の歌は現代に生きる女性にとっての「心のカンフル剤」。女ごころを理解するための一枚でもある。(音楽評論家・富澤一誠)

 

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