マック赤坂、羽柴誠三秀吉氏…異色候補の本音に迫った「映画『立候補』」

2013.07.03


街頭演説するマック赤坂氏。政見放送だけではうかがえない候補者の素顔が映画に登場【拡大】

 あす4日は参院選の公示日。選挙では、当選の可能性が限りなく低いながらもユニークな政見放送や街頭演説で話題になる異色候補たちが現れ、インターネットで人気だけは“全国区”となる候補者もいる。そんな異色候補者たちの姿を追った異色のドキュメンタリー映画が公開されている。

 どこまで本気なのか、異色候補者たちの本音に迫ったのが『映画「立候補」』だ。供託金(知事選なら300万円)を払ってまでも出馬する異色候補者たちが主役。主な舞台は2011年11月に投開票が行われた大阪府知事選で、立候補したマック赤坂氏の選挙戦のスタートから終わりまでを追い、この選挙に立候補した4人の異色候補にも取材した。

 このほか、07年の東京都知事選に立候補し、政見放送で「選挙で何かが変わると思ったら大間違いだ!」と叫んでネット世代に反応を広げた外山恒一氏と、青森を本拠地に各地の選挙に出馬を続けている羽柴誠三秀吉氏がインタビューに応じ、選挙について信念を明らかにしている。

 11年秋から2年近く、彼らを追いかけてきた藤岡利充監督(36)は、「自分自身が“泡沫映画監督”であり、周りからバカな夢みたいなこと追っかけてる奴と思われていた。しかし、世の中にはもっとバカにされても夢みたいなことにチャレンジし続けている人たちがいることに気付いた」と映画作りのきっかけを明かす。

 取材は、外山氏はわりとスムーズにいったが、他の候補者とは常に緊張関係だったという。「元々、マックさんから府知事選出馬を伝えられた時、『羽柴対信長の戦いを撮れ』と言われた。信長とは名古屋出身のマックさんのことらしい。そのつもりで準備をしていたら、羽柴さんが肺がんで不出馬」。そのため、マック氏が中心となった構成になったという。

 なかなか異色の作品だが、映画評論家の垣井道弘氏は「着眼点はいいし、マック氏ら取材対象者に迫ろうとしているのも分かるが、選挙のドキュメンタリーであるならもう少し批評的、ジャーナリステックな視線で取材対象者に迫るべきだった」という。

 それでも、肺がんの手術を受けたもののまだ完治せず、やや苦しそうに「私を見本にしてはいけない」と語る羽柴氏や、政見放送のネット上の評判に気をよくしたマック氏が「外山恒一を超えたんじゃないの」と自画自賛する姿は興味深い。その外山氏がネット住人たちの反応について、「すぐネタ化されてしまう」と冷静に分析するあたりは意外な展開だ。

 自らを“泡沫監督”と言う藤岡監督は、野心作を撮り終えて「今度の参院選は、人口あたりの立候補率がどれくらいあがるかに注目している」という。今回の選挙の夏、どんな異色候補が注目を集めるのか。

 ポレポレ東中野(東京都中野区)のほか、全国順次ロードショー予定だ。

 

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