名取裕子のきっぷの良さと気配りに感心… 実は“男前”

2013.07.24


「山村美紗サスペンス推理作家・池加代子(2)殺しの文学賞」より、母子を演じる名取(右)と星野真里【拡大】

 名取裕子(55)は、テレビドラマのシリーズものや2時間ドラマで確実に数字(視聴率)の獲れる女優だ。一緒に仕事をすると、誰もがそのきっぷのよさと気配りに感心させられる。

 演じる役はスタッフと語り合いながら作り上げていく。作品が長く続き、スタッフの中から監督になったりその分野の専門家に育ったりする人が現れるのを、誰よりも喜ぶ人なのだ。

 そそとした女性っぽい人と思われるが、実にハッキリとした男前な人。早くに母親を亡くして育った状況が、他人を見る眼や、相手に負担を感じさせない生き方、納得できないことへのこだわりを彼女にもたらした。素晴らしい料理の腕も。

 先日、「とくダネ!」の仕事で久しぶりに会った。50代半ばになった名取は、役者の経験を若い人たちに伝えながら、一つ一つ作品を作り上げる喜びを感じていると語った。私はついつい、「こんなにいい女なんだから、言い寄る人もたくさんいたでしょうに、いまだ独身なんて不思議よ」と聞いてしまった。

 「結婚、そりゃこんな私でもいいよという人がいれば…ええ、いたわよ。でも、さぁ〜」。と言いながら、「これからでも…」とうなずく。

 「みんな幸せそうでも幸せ者ばかりじゃない。おいしい物もひとりではおいしくない。おせっかいと言われても、みんなに料理を食べてもらいたい」

 老いた犬と時間を過ごしたいからと、京都ではマンション暮らし。「犬とともに結婚してくれる人がいたら」と豪快に笑うまなざしは、優しさにあふれていた。女優・名取裕子は、実にさっぱりとわが道を歩いている。

 かつては体調を崩して引きこもりになったこともあったという。親との縁が薄かった分、他人様からよくしてもらって幸せ、と何度も口にした。そんな名取が主演するフジテレビ系金曜プレステージ「山村美紗サスペンス推理作家・池加代子(2)殺しの文学賞」が26日午後9時から放送される。普段はスッピンにシワシワのジャージーが大好きで、銀座を歩きながらロングブレスダイエットまですることもあると飾らずに明かす名取が、ドラマではキレイでゴージャスな姿で登場。その変身ぶりに、ため息が出てしまいます。

 ■武藤まき子 中国放送(広島)アナウンサーを経て、フジテレビ「おはよう!ナイスディ」のリポーターに。現在、フジの『情報プレゼンター とくダネ!』、関西テレビ『ハピくるっ!』に出演中。芸能、歌舞伎、皇室を主に担当する。著書にリポーター人生を綴ったエッセイ『つたえびと』(扶桑社刊)

 

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