ユーミンが立役者!ジブリ最新作「風立ちぬ」大ヒットの裏

2013.07.24


中高年男性をジブリアニメに振り向かせたユーミン【拡大】

 ユーミンの底力か。荒井由実(松任谷由実)の「ひこうき雲」が主題歌に起用されたスタジオジブリ&宮崎駿監督の最新映画「風立ちぬ」が公開2日間で興行収入約9億円の大ヒットスタートを記録した。「ひこうき雲」も楽曲配信で1位を獲得、ポップスの女王・ユーミンとアニメの最強ブランド・ジブリの強力タッグが、圧巻の強さを見せている。

 「ひこうき雲」は40年前の1973年に発売された荒井名義で出したデビューアルバムのタイトル曲。「風立ちぬ」の世界観と合っているとスタジオジブリ側から松任谷に主題歌起用を打診したという。ジブリと松任谷のタッグは2度目。89年公開の「魔女の宅急便」で「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」が使われた。

 曲は今月3日からデジタル配信が始まり、映画が公開された今月20日にレコチョクシングルデイリーランキングと、iTunesトップソングでそれぞれ1位を獲得した。昨年11月に発売され「ひこうき雲」も収録されているデビュー40周年記念ベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」にも再び火が付いた。今月29日付のオリコン週間アルバムランキングでは、前週の51位から32位にアップ。5月27日付の44位以来、9週ぶりのトップ50入りとなった。こちらはさらに順位が上がりそうだ。

 ジブリ映画では、97年公開の「もののけ姫」や2008年公開の「崖の上のポニョ」ではいずれも主題歌が国民的大ヒットとなった。「もののけ姫」にしろ「ポニョ」にしろ、映画のヒットで主題歌にも注目、というパターンだったが、今回の「風立ちぬ」では、映画本編が主題歌に助けられている面があるという。

 「これまでのジブリ映画と違って大人向けで、子供には難しすぎる。零戦の設計者が主人公の1人だから当たり前だが、ジブリ映画を敬遠しがちだった男性中高年層の動員を狙うにはユーミンの曲はベスト。『ひこうき雲』は宮崎アニメ特有の“浮遊感”にもマッチする」と映画評論家の安保有希子氏は話す。実際、映画鑑賞理由を尋ねた文化通信によるウェブアンケートでは、「ジブリ映画だから」「宮崎作品だから」に続いて「主題歌にひかれて鑑賞した」観客も多かった。

 今月31日と来月14日には「ユーミン×スタジオジブリ40周年記念盤 ひこうき雲/荒井由実」がCD+DVDとLP+CD+DVD版でそれぞれ発売される。

 映画は最終興収155億円を記録した「ポニョ」に匹敵する出足。ユーミンファンの中高年もかなり貢献しているのは間違いない。

 

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