美人ギタリスト・村治佳織を襲った「舌腫瘍」とは… 飲酒と喫煙がリスク要因

2013.07.27


舌腫瘍で休養する村治佳織。なかなか治らない口内炎には要注意だ【拡大】

 国際的に活躍するクラシックギターの美人奏者、村治佳織(35)が舌腫瘍のために長期休養に入ることを公表した。一般的に舌腫瘍は、良性のものも含め口の中の炎症や刺激が長期的に続く症状全般を指すが、悪性の場合の舌がんは女性より男性の患者が多いという。最新治療はどこまで進んでいるのか。

 村治が長期休養を自身のHPで発表したのは今月22日。「体に休息の時間を与えることが、一番大事なこと」「みなさまとはお会いできず残念ですが、療養したいと思っております」と治療に専念することを明かした。今後のすべての公演・活動を中止する。また、腫瘍が良性か悪性かは触れていない。

 医療ジャーナリストの安達純子氏が言う。

 「舌腫瘍には良性と、舌がんといわれる悪性がある。舌がんは、口の中に生じる口腔がんの約6割を占め、女性よりも男性の方が患者は多い。そのリスクファクターは、飲酒と喫煙といわれ、さらに口の中の環境によってはリスクが高まります」

 都内の大学病院に勤務する歯学の専門医によると、「虫歯治療後の歯のかぶせ物が適切ではなく、舌の側面に当たるような場合も、舌がんの要因になる」という。やっかいなのは、腫瘍が生じても味覚の変化がないこと。1センチ以上の口内炎のようなものが生じて、2週間以上経っても治らないときには要注意だ。

 がんの場合、基本的に治療は、手術、放射線療法、化学療法が3本柱。悪性の舌腫瘍と診断された場合、治療はどうなるのか。

 「良性でも悪性でも、部分的な切除を行う手術が基本です。舌がんの早期段階で手術だけの治療で済めば、1カ月程度で社会復帰は可能。最近、舌がんの治療は選択肢が増え、放射線を放出する物質を病変部に埋め込む『小線源治療』も、一部の医療機関で行われています。化学療法では、ピンポイントでがんを狙い撃ちにする分子標的薬も登場しました」(先の専門医)

 早期発見と適切な治療が受けられれば、舌がんの5年生存率は9割程度と予後が比較的良い。約半数の患者が、早期の段階で見つかるという。「口の中の粘膜は、ピンク色ですが、赤い部分や白い部分があるときには、歯科を受診してください。赤い部分や白い部分は、前がん病変といって、放置しておくと、がんへ移行する可能性があります」(専門医)

 村治は2歳半から父親の手ほどきでギターを始めた天才肌。かつて夕刊フジのインタビューで、「ギターは同志です。今日の状態はどうかな、とまず健康チェック。木の細胞は生きていて、顕微鏡でみると動いている」と話していた。

 その繊細な感覚で、早期に体の異変に気付いたと思いたい。

 

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