【美酒アナウンサー日記】南麻布の鮨大地でトロけちゃいました

2013.09.10


存在感を放つ徳利【拡大】

 週末のお散歩中、娘がベビーカーで爆睡した隙に(笑)去年、南麻布にオープンしてからなんとなく気になっていた鮨大地(おおち)へ。白木のカウンター8席のみのスタイリッシュな空間で、坊主頭の若大将がお出迎えしてくださいました。一見さんにもかかわらず、娘が起きないよう、ひそめた声での「いらっしゃい」のご配慮に一安心。

 実は…出産後、生の魚介類アレルギーが完治!一生お鮨は食べられないとあきらめていたものですから、お鮨に熱狂中の身であります。真子鰈、真イカ、鮪3種、鯵、車海老、雲丹、穴子など10貫と阿櫻(秋田)純米吟醸、越乃景虎(新潟)純米酒、獺祭(山口)純米大吟醸二割三分などを、至福の想いで口の中でとろけさせていただきました〜♪

 そして、出会ってしまったのです。生き生きと存在感を放つ徳利に!表面の土の質感がまるで息をしているようで、若大将によると焼き上がりから時間が経つにつれて、風合いが艶やかに進化するというではありませんか!?しかも、グビグビと飲むにつれ、お燗でもつけているかのようにお酒がまるみを帯びていく…?

 早速、この徳利をつくられた静岡在住の、田宮亜紀さんにコンタクトを取らせていただきました。釉薬をかけずに、土そのものを焼き上げる「焼き〆」(やきしめ)という技法でつくられているとのこと。備前や信楽などが焼き〆で代表される産地ですが、田宮さんの徳利は、薪窯で1週間ほどかけてじっくりと焼き〆ることにより、火や灰で微妙な色合いが出て、完成後も手にとるほどに風合いがしっとりと育っていくのだとか。しかも、保冷保温作用があり、冷酒の場合は、片口や徳利、ぐい呑みなどを冷やしておくといつまでも冷たく、お燗にする場合は、あたためておくと、いつまでもあたたかくいただけるという魅力も。焼き〆のピッチャーなどに水を一晩入れておくと、水もなめらかになるそうです。

 なんて、包容力のあるたのもしい徳利でしょうか。お酒もますますおいしくなるはずです!とくとくとく〜と、お酒を注ぐときの徳利の声ももれてきそうですね♪

 「私は作るところまでで、あとは手にとっていただいた方が育てていくものだと思っています」という田宮さん。代官山 無垢里(渋谷区猿楽町20−4)で、10月4日(金)〜9日(水)まで個展が開かれます。ご興味のある方、ぜひどうぞ♪わたしも焼き〆の世界観をあらためて味わいたいです。

■近藤淳子(こんどう・じゅんこ) 1975年1月30日愛媛県出身。TBS系列北陸放送アナウンサーとして6年間勤務後、ホリプロスポーツ文化部アナウンス室所属。報道キャスター、情報番組レポーター、ドラマ、CM出演、ラジオパーソナリティー、アナウンサー講師など幅広く活躍中。日本語教師、日本酒きき酒師の資格を持つ。2009年から女性限定の日本酒の会「ぽん女会」主宰。日本酒コンテスト審査員や日本酒コーディネートを行う。一児の母。公式ブログ http://ameblo.jp/junko-ponjo/ も要チェックだ。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!