作詞家・岩谷時子さん死去 「愛の讃歌」「君といつまでも」などのヒット曲

2013.10.28


岩谷時子さんの主な作品【拡大】

 越路吹雪さんの大ヒット曲「愛の讃歌」の訳詞や「君といつまでも」など数多くのヒット曲など1300曲以上の曲を手掛けた作詞家の岩谷時子(いわたに・ときこ)さんが25日午後、肺炎のため東京都内の病院で死去した。97歳だった。

 岩谷さんは1916(大正5)年、京城(現ソウル)生まれ。5歳のころに兵庫県西宮市に移住し、神戸女学院英文科を卒業後、39年に宝塚歌劇団出版部に入り、越路吹雪さんと出会った。

 48年、越路さんが上京して東宝映画「東京の門」に出演する際、マネジャー代わりに上京した。51年に越路さんとともに東宝に入り、岩谷さんは63年まで東宝に所属する。52年、越路さんが出演したシャンソンショー「巴里の唄」の劇中歌、「愛の讃歌」が初めての訳詞となった。その後も「サン・トワ・マミー」など越路さんの歌うシャンソンの訳詞を手掛けた。

 その後は作詞家として次々にヒット曲を送り出した。64年にはザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」と岸洋子の「夜明けのうた」が第6回日本レコード大賞作詞賞になり、その名を全国にとどろかせた。ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」、加山雄三の「君といつまでも」「お嫁においで」など大ヒット曲が相次ぎ、加山の曲だけで数百曲を作詞したという。テレビアニメや子供向け番組でも「サインはV」「草原の少女ローラ」など多くの番組で主題歌の作詞を担当した。

 越路さんとは、80年に56歳で越路さんが亡くなるまで終生、マネジャーとして関わり続けた。

 ミュージカルとの関係も深く、劇団四季や東宝などの大作ミュージカルで訳詞を担当。「ジーザス・クライスト=スーパースター」「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」などは再演を重ねている。

 79年に菊田一夫演劇賞を受賞し、93年には勲四等瑞宝章を受章。2009年に「岩谷時子音楽文化振興財団」を設立、文化功労者に選ばれた。

 

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