作詞家・岩谷時子さん追悼秘話 「第2の越路吹雪」として育てようとした本田美奈子. (1/2ページ)

2013.10.29


岩谷時子さん【拡大】

 肺炎のため25日死去した作詞家、岩谷時子さん(享年97)。数あるヒット曲の中でも特にその名を世に知らしめたのが、加山雄三の「君といつまでも」「お嫁においで」などの青春歌謡。そして、越路吹雪さんが歌った「愛の讃歌」「ろくでなし」など和製シャンソンの訳詞だった。

 加山は訃報に接し、こうコメントした。

 「偉大な方で、僕は何も伝えていないのに、思い描いた以上の言葉を詞にしてくださいました。岩谷さんにお会いしていなかったら、今の僕はない。心から感謝とご冥福をお祈りいたします」

 さわやかで潮の香りがする加山に対し、宝塚歌劇団出版部時代から半生をともにした越路さんの華のある楽曲は、まるで趣が異なる。それが、岩谷さんの世界観の広さだ。

 音楽評論家の反畑誠一さんは、こう評する。

 「まるで五つ星のフランス料理や高級創作和食のような品格を歌謡曲にもたらし、時代に合った新しい風を吹き込んだ。『愛の讃歌』では女性の言葉で、『お嫁においで』では男性の言葉で歌の世界を創り上げた。両方の言葉で表現できる作詞家はそんなにいない。ご本人はいつもおしとやかで、とても優しい方でした」

 加山は現役バリバリで活動中だが、越路さんは1980年11月7日、胃がんのためこの世を去った。実は、岩谷さんが後に「第二の越路」として育てようとしていたのが、歌手の本田美奈子.さんだった。本田さんはアイドル歌手からミュージカル女優へと脱皮。「ミス・サイゴン」への出演をきっかけに訳詞を担当した岩谷さんと子弟のような仲になった。

 

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