演歌 形変わらぬため「今の日本人の心に添わない」との指摘も (2/2ページ)

2013.12.31

 1月1日発売予定の北島の新曲『人道』の作詞を担当し、千昌夫(66才)の『北国の春』など多くの演歌を手がけてきた作詞家のいではくさんは、聴き手が好む歌詞の傾向が変わってきたと指摘する。

 「若い年代層であればあるほど、情報を詰めこまないと、聴き手が感情移入しにくい。あれもこれも説明してあげないといけない。行間を埋める想像力がない。社会に出て、人との関係に悩んだり、つらい思いをして投げやりになったり、そういう出口の見えないトンネルでもがき苦しむ体験は、人として成長するために大切なものです。だけど、今は世の中全体が、そういうことを体験しにくい社会になっている。だから、演歌の良さがわからない人が増えているのでは」

 年齢を重ねても、演歌を自分の歌として受け止められない。『創られた「日本の心」神話』(光文社新書)著者で、大阪大学大学院文学研究科准教授の輪島裕介さんは、演歌の社会における位置が変わってきているのかもしれないと指摘する。

 「日本人の心を表現する仕方が変わってるのに、演歌の形はあまりにも変わってない。かつて北島さんが歌った、ふるさとや農村は、そのままの形では今の日本人の心に添わない」

 現在は、『会いたくて 会いたくて』などリアルな女心を歌う西野カナ(24才)の歌が、ギャル演歌と呼ばれている。

 ※女性セブン2014年1月9・16日号

NEWSポストセブン

 

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