【心霊アイドルりゅうあ日記】プラスチックの板の先に不思議な風景

2014.01.14


りゅうあ【拡大】

 幽霊のお友達募集中!三度の飯よりホラー好き。心霊アイドルのりゅうあです。

 前回、自己紹介を兼ねて小学生の頃のちょっとした怪談話をさせていただきましたが、前回に引き続き今回も小学生の時の話をさせていただきますね。

 私の家から小学校までは春になるときれいな桜の咲く桜並木を20分程歩くと到着する普通の道のりでした。

 たぶん、みなさんの記憶にもあるような日常に何処にでもありふれている小学生の登下校の風景です。

 その何でもない日常に、実はちょっとした不思議な世界への入口があったとしたら、あなたはどうしますか?

 今回はそんなお話です…。

 その場所は、住宅地の家と家との隙間の狭い空間にあり、古ぼけたプラスチックの板で塞がれていて普段気にしていなければ何かがあるとは気づかないような普通の場所でした。

 小学校からの帰り道、一人で下校中の私は偶然そこを見つけてしまいました。私は周囲に誰もいないことを確認するとそのプラスチックの板を調べてみることにしました。すると、入口をふさいでいる板に、注意してみなければわからないほどのほんの小さな穴が空いているのを見つけたのです。

 ドキドキしながら覗いてみると…その穴から見えた景色はなんと一本の道でした。

 子どもが一人通るのがやっとだろうというくらいの細い道。両側の壁は古い石のブロックでできているようでした。狭いからか両側から圧迫感があり、地面は雑草がたくさん生えていて奥の方までは見えない。

 なんだか怖くなってその日はそのまま帰宅しました。その道の事は誰にも話しませんでした、もちろん親にも。

 でも、その道の先に何があるのかずっと気になっていました。そんな誰にも話せない秘密を抱えながら過ごしていたとある日の帰り道。突然、私に声をかけてきた男の子がいました。学校でも近所でも見たことのない子。

 話を聞くとつい先日、私の小学校に転校してきたようで不思議には思ったのですが、家の方向が一緒だということがわかりその日は自然と一緒に帰るような雰囲気になりました。

 プラスチックの板の前を通りかかった時にその男の子が「穴から見える細い道の事を知ってる?」と、聞いてきたのです。その子も実は気になっていたらしく二人で穴に入ってみようといその子からの提案に乗ってしまいました。

 夕暮れ時で人もちょうどいなかったのでランドセルを置いて、プラスチックの板をその子が押してみると簡単に外れてすんなり入ることができました。

 道はやはり狭くカニ歩きで草をかき分けながら男の子が先に進み私は後を着いていきました。10分ほど黙々と歩いていると、いつの間にか雑草が生えていないちょっとした広場に辿り着きました。そこで行き止まりになっていて少し安心した私たちは「なんだあ、これだけかあ」なんて話していました。

 すると、いつの間にか隣に大人の男性がいてびっくりして逃げようとしたら「逃げなくて大丈夫だよ。一緒にお話しようよ」と言われ、何故だかわかりませんがこの人は大丈夫だと思い学校の話をしたり、家族の話をしたりしました。

 男性は相槌を打つ以外はほとんど黙って嬉しそうに聞いていました。少し暗くなってきた頃に「そろそろ帰ろうか」と二人で話しているといつの間にか今まで嬉しそうに話を聞いていた男性が急にいなくなっていました。

 きっと先に帰ったのだろう。子ども心にその当時は思いましたが…何日か経つと、おかしなことに気づきました。

 まず、細い道の場所から考えて広場があったと思われる場所は住宅地でそんなスペースは探してもなかったこと。細い道はとても大人の男性が通れるような広さがなかったこと。男性が仮に実在していたとしても、隠れる場所もなかったこと。

 そして気になって、翌日プラスチックの板の場所に行ってもプラスチックそのものもないしもちろん道も存在しなかったこと(隙間さえなかった)。

 さらに…あの日以来、一緒に行ったはずの男の子は学校でも見かけませんし、先生に聞いても最近は転校生なんて来ていないとのことでした。

 夢を見ていた訳でもなく…現実に起きたことで、私は一体何処で誰とお話していたのでしょうか。今思い返してもとても不思議な体験でした。とにかく何事もなく無事に帰れて本当に良かったです(笑)。

 みなさん、くれぐれも帰宅途中に無造作にふさいであるプラスチックの板を発見しても近づかないようにしてくださいね…私のように帰ってこられる保証はどこにもありませんから…。

■りゅうあ 1990年2月20日生まれ 身長161センチ、B84・W58・H88のDカップのナイスバディー。趣味・怪談話、特技・オーラを見ること。ZAKZAKのアイドル企画「ZAK THE QUEEN 2013」のファーストステージに登場。公式ブログ http://ameblo.jp/ryuablog/ も要チェックだ。

 

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