小松政夫 植木等さんとの出会い 涙が止まらなかった「もう来なくていいよ」 (2/2ページ)

2014.02.07


師・植木等さんへの感謝を忘れない小松政夫【拡大】

 『一日一回は植木等に喜んでもらえることをしよう』とノルマを決めてスタートした生活も、あと数カ月で4年目という頃だった。「運転中に植木さんが『明日からもう来なくていいよ』って言うから、『もうクビか』ってドキッですね」。ところが植木さんは「事務所に行って社長に『小松を独立させてほしい』って言ってきたんだよ。マネジャーも給料も全部決めてきたからな」と、ひとり立ちをまとめてきていたのだった。

 「もうびっくりしましたね。涙がバンバンあふれて。クルマを止めてハンドルを握ったまま泣かせてもらいました」。どのくらい時間が経ったのだろうか、植木さんが「別に急がないけれど…そろそろ行くかぁ」と一言。師匠のやさしい心遣いがしみた時だった。

 「苦労したなと思うのは植木さんと出会うまでの数年間。楽しい弟子時代に学んだことはたくさんありますね。やっぱり師匠を持っていたということが一番大事なことなんですかね」

 3年前、日本喜劇人協会の10代目会長に就任。初代会長の榎本健一さん以来、柳家金語楼さん、森繁久弥さん、三木のり平さんらそうそうたる名前が並ぶ。14日からは喜劇人協会主催の舞台「時代劇喜劇『おっとっとっと三度笠』」の幕が開く。「芸能生活も今年で50年。スリルとサスペンスあふれる抱腹絶倒のアチャラカコメディーをお見せしたい」と意気込んでいる。

 ■こまつ・まさお 1942年1月10日生まれ、福岡県出身。役者を目指して61年に上京。植木等の付き人兼運転手に。「シャボン玉ホリデー」(日本テレビ系)でデビュー。「どうして!どうしてなの!おせ〜て!」「もうイヤ…こんな生活」などのギャグで一躍人気者に。70年代には「電線音頭」「しらけ鳥音頭」が大ヒット。2011年から日本喜劇人協会の会長を務める。

 今月14日から16日まで東京・日本橋の三越ホールで「日本喜劇人まつり2014『時代劇喜劇 おっとっとっと三度笠』」を上演。日替わりで爆笑問題、テツandトモ、Wコロンなどがゲスト出演する。

 

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