原発推進映画「パンドラの約束」公開 反対派はなぜか沈黙… (1/2ページ)

2014.04.17


「パンドラの約束」撮影で福島県を訪れたロバート・ストーン監督(左)【拡大】

 原子力発電所を応援する異色のドキュメンタリー映画が今週末から順次、全国公開される。原発こそ地球を破局的な気候変動から救えると訴えるマジメな“反・反原発映画”の内容に、反原発派はぐうの音も出ないようなのだ。

 映画は原子力技術のこれまでの歴史と現状を検証したドキュメンタリー映画「パンドラの約束」(ロバート・ストーン監督)。製作に3年かけ、福島第1原発事故による規制地域はもちろん米スリーマイル島、ウクライナ・チェルノブイリなどでロケを行い、化石燃料に代わる唯一のエネルギー源が原子力であると主張する内容だ。サンダンス映画祭2013に正式招待され、その際、観客の75%が原子力反対だったが、上映終了時は80%が原子力支持に変わったという。

 この評判に、日本での配給会社フイルムヴォイスは、「電力関係など原子力関係者から劇場公開について問い合わせが多数ある。原発立地地域で試写会、上映会を実施してほしいとの声も届いている」としている。

 実はストーン監督はもともと筋金入りの反原発主義者だった。初監督作が反原子力映画「ラジオ・ビキニ」で、アカデミー賞長編記録映画賞にノミネートされた経験を持つ。「パンドラの約束」に登場する米国の環境運動家、スチュアート・ブランド氏や英国のジャーナリスト、マーク・ライナース氏らもかつては反原発派。

 しかし3人とも、「地球環境を守るために原発は必要」と“転向”した。というのも、3人は世界の電気の使用量は2050年に2倍近くになり、21世紀末には3、4倍になるだろうと指摘。一方で、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーでは十分な電力を生み出せず、化石燃料を使用した火力発電では大気汚染が進むという主張だ。

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!