【心霊アイドルりゅうあ日記】見えないステキな応援団

2014.04.22


りゅうあ【拡大】

 自転車っていつ頃から乗れるようになりました??もちろん補助輪を外して。

 実は私、自転車に上手く乗れなくて、どうにかちゃんと乗れるようになりたい一心で、高校までの長い道のりを自転車で行くことに何度か挑戦したことがありました。

 朝は普段より一時間早起きして、きっと歩いた方が速いのでは?と思われるようなスピードでゆっくり進んでいました。

 そんなことを続けるうちに少し慣れてきて、もちろんみんなよりは遅いけど、自分としてはとっても上達したような気分でした。

 今回はそんな自転車にまつわるお話です。

 学校への道はほぼ平坦な道なのですが、学校の手前にとても急な上り坂がありました。

 私なりに上達したつもりでも、その坂だけは自転車に乗って越えることが出来なくて、普段は自転車を押して坂をあがっていました。

 その日は普段よりも早起きしていたこともあり、車も人も全く目にしませんでした。

 上り坂に差し掛かった時、普段通り押して行くか、頑張って自転車に乗ったままで越えていくか…、どちらにするか止まって考えていました。

 「この坂を越えたいなら、もっと助走つけないと!ほら下がって下がって!」

後ろから声がしました。振り返ると初老の男性でした。見たところ犬の散歩をしている最中のようでした。

 おじいさんは私の隣までくると、「さ、下がって下がって」と笑顔で教えてくれました。

 突然の即席応援団に私は妙にやる気になって、おじいさんに言われた通りに下がり、「よし!今日は行ける!」と、目をつぶり自分に言い聞かせました。

 そして目を開き前を向いて気合いたっぷりで自転車を漕ごうとしたら、先ほどのおじいさんがいなくなっていました。

 「あれ?どこいったんだろ、アドバイスくれたお礼を言ってないのに!!」

そう思いましたが、気持ちは坂に集中しているので、気持ちを切り替えて勢い良く自転車を漕ぎ始めました。

 数十秒後…「上れた…………!!!」私は達成感でとても爽やかな気分になっていました。

 ふと、改めておじいさんの事が気になり、あたりを見回してみましたが、やはりおじいさんの姿は見つかりません。

 もちろんおじいさんと犬が隠れるような場所なんてありません。「いくらなんでも、見えなくなるの速すぎない?」アドバイスのお礼も言えてないし、

後ろ髪を引かれる思いでしたが、犬の散歩は日課のようなものだろうから

また近いうちに会えるだろう。そう思うことにして、その場を後にしました。

 でも、その日以降、私がおじいさんの姿を目にすることはありませんでした。

 後日、学校の休憩時間に友達からこんなことを言われました。の友達は私が上がれなかった坂のそばに住んでいる女の子です。

「この間、たまたま見たんだけど坂の手前で一人で何をブツブツ言ってたの?」

 友達にはおじいさんの姿が見えていなかったのです。あのおじいさんは誰だったのでしょうか。普通に自転車に乗れるはずの年頃の女の子があまりにも上り坂に苦戦している姿を見て、居ても立ってもいられなくなってわざわざアドバイスをくれたのでしょうか?

 いつかまた自転車であの坂に挑戦して今度は昔よりもっと早く上って、おじいさんに凛々しい姿を見せてあの時のお礼が言えたら嬉しいのにな。

 困っているときやつらい時、あなたのそばにも目には見えない、素敵な応援団がいるのかもしれませんよ。

■りゅうあ 1990年2月20日生まれ 身長161センチ、B84・W58・H88のDカップのナイスバディー。趣味・怪談話、特技・オーラを見ること。ZAKZAKのアイドル企画「ZAK THE QUEEN 2013」のファーストステージに登場。公式ブログ http://ameblo.jp/ryuablog/ も要チェックだ。

 

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