69期生のスター“第2の人生” 海峡ひろき、整骨院院長夫人 曙真八、夫婦で司法書士事務所開設

2014.07.19


整骨院でストレッチの指導をする海峡。“泣く子も黙る”恐い男役がウソのよう…【拡大】

 1983年初舞台の69期生の男役、海峡(かいきょう)ひろき(52)と曙真八(あけぼの・まや=51)の退団後の人生行路が似ている。

 海峡は新人の頃から、強烈なダンス力が魅力の個性派だった。星から雪、花組と異動。ブラックスーツにソフト帽姿の凄みなど、独壇場のかっこよさだ。だが、本人いわく「性格は正反対、おとなしいほうでした」。

 3拍子そろった主演級の位置にいたが、「結婚したくてしたくて…」と97年に退団。女優業をかじりながら見合いを繰り返すうち、友人の紹介で、柔道整復師の資格を取るために専門学校に通っていた現在のご主人と出会い、彼が国家試験に合格したのを機に結婚した。

 2008年、神戸市東灘区で「ひろの整骨院」を開業。「ひろのは旦那さんの名前、年下です。かわいいでしょ」とノロける。タカラジェンヌ経験を生かし、筋肉の使い方、正しい姿勢の保ち方などを指導、夫唱婦随の生活ぶりだ。元宝塚をうたっているわけではないが、聞きつけた元ファンが遠方からはるばる治療に来たり、現役生も訪れる。「先輩の所という安心感もあるのでしょう。100期生の子が今、通っています」

 一方、曙は花組の男役で、ソフトで愛嬌(あいきょう)ある役柄を楽しんで6年目に退団。「結婚準備で辞めましたが、その気になれず、社会的地位も高くて、女性でも独立して働ける場はないかと探していたら、司法書士の職を見つけたんです」。専門学校に通う日々は、元宝塚として過酷と屈辱の連続だった。「どこの大学?」「法学部出身でしょ?」との質問が相次ぎ、「女子…短大出身で…なんてごまかしてました」。3回目で見事に合格、晴れて司法書士となった。

 専門学校時代の先輩と結婚したのは、9・11同時多発テロの年。翌年、夫婦で「北埜司法書士事務所」を大阪市西区で開設した。「頑張り精神というか弱音を吐かないことは、宝塚で教え込まれた。子供2人にも教え、2人とも学校は皆勤賞ですよ」。100年の歴史を刻んだ宝塚精神は、めんめんと生きている。

 69期生の人生いろいろを折に触れ、採り上げる。 (演劇コラムニスト・石井啓夫)

 

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