ジブリ、ドワンゴ傘下に すでに蜜月関係 仰天身請け話が浮上したワケ (1/2ページ)

2014.08.05


宮崎駿監督(右)の引退で買収説が浮上するジブリ【拡大】

 アニメ制作からの撤退が明らかになった「スタジオジブリ」(東京都小金井市)が、インターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの傘下に入るという仰天の買収話が浮上していることが5日分かった。実現すれば、莫大(ばくだい)な資産を生み出すジブリのコンテンツをめぐるビッグビジネスとなりそうだ。

 複数の関係者によると、この計画は、スタッフ300人を抱えるスタジオジブリを、ドワンゴが吸収合併するという枠組み。アニメ制作の人材や技術だけでなく、コンテンツの版権管理事業などもドワンゴが継承することになる。

 ジブリの代表取締役で映画プロデューサー、鈴木敏夫氏(65)は6月27日に開かれた株主総会の場で「制作部門を解体し“再構築”する」と語ったが、「こうした枠組みの再編が、鈴木さんのいう再構築なのだろう」と関係者は明かす。

 すでにドワンゴは、会長の川上量生(のぶお)氏(45)が、鈴木敏夫氏の見習いを個人的に務めている。さらに、ジブリの社長である星野康二氏(58)もドワンゴの社外取締役を務めており、相互に関係を深めている。

 ドワンゴは1997年設立され、2004年、東証一部上場。グループ子会社に「ニコニコ動画」を持ち、ライブハウス「ニコファーレ」を運営するほか、携帯電話着信音・音楽・ゲームなどの配信サービスの会社を持っている。

 今年5月にはKADOKAWAとの経営統合を発表しており、10月1日には持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」が誕生する。さらに、ドワンゴの大株主には、ジブリ映画の製作で関係が深い日本テレビも名を連ねている。

 KADOKAWAが、ドワンゴを通じて、ジブリ吸収に動く背景には、ジブリの持つコンテンツの存在が大きい。

 「ジブリ最大の魅力は『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』といったコンテンツの著作権や放映権。KADOKAWAがかつて大映を買収したときも、著作権を狙ったものだった。ジブリを吸収するメリットはそこにある」と映画関係者は指摘する。

 

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