彩風咲奈、新人公演卒業…男役確立へ「第2章」始動

★彩風咲奈

2014.08.23


趣味は読書。「愛読書は村上春樹さんの『ノルウェイの森』。3度読みました」と話す彩風【拡大】

 雪組の彩風咲奈(あやかぜ・さきな)。憧れのタカラジェンヌになって8年。美しき夢の“第2章”へ始動する。

 みかんの産地、愛媛県出身。納豆かけご飯が大好き。「今でも朝食は絶対それ。パワーの源です」とほほ笑む。

 彩風の“第1章”は順風満帆、スターコースの見本のようだった。2007年入団の93期生の首席。しかも容姿端麗。翌年の宝塚音楽学校生徒募集のモデルに選ばれ、阪急・阪神沿線の初詣ポスターにも起用された。「たまたまです」と謙遜するが、入団3年で新人公演初主演を果たしてから、昨年まで5回主役を務めた=表。

 新人公演が2度行われていた時代には、峰さを理の9回を最高に、杜けあき8回、涼風真世7回(ともに元トップで現女優)という例はあるが、00年以降、5回主演したのは音月桂(元雪組トップ、現女優)と現星組トップの柚希礼音だけだ。

 その新人公演を卒業した。男役を確立するためのステップだ。「青春って感じでしたから、少し寂しい気持ちもありますけど、自分の時間、考える時間が増えました」

 笑うとのぞく八重歯は「チャームポイントといってくださる方と、男役としてはどうかという方に二分されます。でも、私は矯正したくない。男役臭さよりフェアリー的な甘さでアピールしていければと」。

 正念場となる主演舞台「パルムの僧院」が今秋上演される。スタンダールの名作のミュージカル化だ。単独初主演で臨むのは、美しい叔母と許されざる関係を続けながらも、出会った純真な娘との恋にも目覚めてしまう青年神職者ファブリス役。複雑な役だ。「難しい。小説も2度読み、映画も見ました。私は理詰めより自己認識から役を作っていくタイプなのでこの愛の形をつかむのに苦労しています」。今回ばかりは癒やしの八重歯の微笑は封印だろう。

 「私、人が大好きで、周囲の喜怒哀楽の人間関係の中で育てられてきました。ヒントもそこから。多分、好きになってしまった人が2人できちゃったって感情から入っていこうかな」

 彩風の“第2章”のモットーは「見て美しく、感じて美しく、聴いて美しく。外見だけでなく中身も美しい男役になることです」。 (演劇コラムニスト・石井啓夫)

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。