米ドラマ界で脚光浴びる真田広之 “謎の日本人”が世界を魅了

2014.08.26

 映画「麻雀放浪記」でその男前ぶりに惚れ惚れして以来、元祖イケメン、真田広之は気になる役者だった。時を経て「たそがれ清兵衛」や「ラストサムライ」の名演で世界の注目を集め、数々の作品に出演してきた真田も53歳。ますます活躍の場を広げているのは、うれしいニュースだ。

 日本を代表する男優といえば、まず渡辺謙が浮かぶが、真田も地道に実力をつけてきた。その彼がレギュラー出演するTVシリーズ「EXTANT」が先月、米CBSでスタートし、ヒットを続けている。

 いま米国のTVドラマは黄金時代といわれるほど秀作ぞろい。映画人がこぞってTVに参入する中、本作はスティーヴン・スピルバーグがプロデュース。主演が初のアフリカ系としてアカデミー主演女優賞に輝いたハル・ベリーという、話題のSFサスペンスだ。

 48歳の今もセクシーで美しいベリーが演じる宇宙飛行士のモリーは、国際宇宙調査局の13カ月の単独ミッションを終え地球に帰還する。宇宙船内でモリーは、死んだ恋人と遭遇し、知らぬ間に妊娠していた。

 以前から不妊に悩みながらも、ロボットエンジニアの夫ジョンが開発したアンドロイドの息子と3人で幸せに暮らしていたモリー。信じられない妊娠の事実を夫に告げることができないまま、調査局の陰謀を察知する。

 真田が演じるのは、元科学者で巨大な宇宙プロジェクトを陰で操る資産家の会社社長ヤスモト。カリスマ性あふれる悪役だ。

 2010年にABCテレビのヒット作「LOST」で、謎のテンプルマスター道巌役で米TV界に進出した真田。翌年には同局の「リベンジ」に、これも謎の日本人投資家タケダ役で出演した。

 今年1月、ケーブル局でスタートしたSFスリラー「HELIX」では、感染ウイルスが発生した北極の研究基地の謎の研究者ハタケ博士役を演じている。シーズン1が好評で、来年冬には続編が放送予定だ。

 USAトゥデイでは真田自身が「EXTANTでも、またミステリアスな日本人の役だよ」と告白。陰の存在から次第に頭角を現す真田の魅力を紹介している。TV俳優としても注目株なのだ。

 一方で、アカデミー脚色賞獲得のビル・コンドンが監督する映画「ミスター・ホームズ」の出演も決まっている。引退したシャーロック・ホームズが半世紀前の未解決事件に取り憑かれるミッチ・カリン原作の小説の映画化で、75歳の英国の名優イアン・マッケランが93歳のホームズを演じる。

 ホームズが1947年に原爆の傷跡も生々しい日本を訪れ、出会う知人の息子ウメザキが、真田の役どころ。日ごろ「日本の文化を正しく伝えることがぼくの使命」と語っていた真田が、この作品とどう取り組むのか、来年の公開が待ち遠しい。

 いぶし銀の演技で世界のファンを魅了する真田の今後に期待したい。 (板垣眞理子)

 

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