【深夜食堂へようこそ】監督のこだわり見える「ナポリタン」どこか懐かしい料理

★(3)

2014.11.01


これがこだわりの“ナポリタン”だ【拡大】

 安倍夜郎の人気コミックを松岡錠司監督が映画化した「深夜食堂」(来年1月31日公開)。昭和テイストな世界を紹介する最終回は、こだわりの料理に注目。これは空腹では見られない。

 卵焼き、赤いタコウインナー、ぎんなん…。

 定食屋「めしや」で登場する料理のごく一部。小林薫(63)演じるマスターは「勝手に注文してくれりゃ、出来るもんなら作るよ」が口ぐせ。路地裏にひっそりたたずむ店と同じように、料理もどこか懐かしい。

 そんな料理をつくったのは、フードスタイリストの飯島奈美。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でも料理を手がけた。「撮影前に一通り調理方法を見てもらうんです。小林さんはイメトレされているので『見本はいいよ』と言われますが、無理やりにでも見せます。そのほうが印象に残るので」。小林は飯島を「ある種の豪快さがある」と評したが納得だ。

 映画は「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」の3話構成。なかでも「ナポリタン」が印象的。飯島は「鉄板を温めて、卵を流し、半熟状態でナポリタンをのせるあれです」と説明する。「田舎ではイタリアンって呼ばれてた」という高岡早紀のせりふもある。

 実はこのナポリタン、名古屋エリアのもので、愛知県一宮市出身の松岡錠司監督にとってはなじみの味。「ベスト3ってわけではないが、基本的には自分の好きな料理。苦手なものは撮りたくない。僕が監督なんだから」

 監督のこだわりが見える。おいしい料理と常連たちのいい関係を描いたこの作品は、心と体を満腹にしてくれる。 =おわり  (映画評論家・おかむら良)

 

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