【TVクリップ】榮倉奈々 火災、貧困、殺人事件、過酷な物語の結末は…

2014.12.15


 ドラマ「Nのために」出演する榮倉奈々(鴨川一也撮影)【拡大】

「Nのために」 TBSテレビ、金曜午後10時

 14年前に瀬戸内海の小さな島で起きた火災と、10年前に東京で起きた殺人事件。その両方に関わったヒロイン、杉下希美(のぞみ)とその周りの人々をめぐる物語も終幕を迎える。

 「『何で希美ちゃんばかりかわいそうな出来事が…』と思っている方も多いはず。最終話は全てがハッピーエンドではないけれど、(登場する)みんなのこれから先の人生が見える終わり方になっています。希美ちゃんも、希美ちゃんらしい人生を見つけられたんだ、と思います」

 父親に家から追い出されたり、貧しさにくじけそうになったり。そのたびに「下は見ない。上を向く」と、歯を食いしばってきた希美。役について尋ねると、「理不尽な大人たちや出来事に巻き込まれても、希美ちゃんはたくましく前を見る。強い女性ですね」。一方で、「少しでもバランスを崩したら、全部崩れ落ちそうな弱さもある。ギリギリを保っている感じがちょっと切ない」と語り、少し悲しそうな表情を見せる。

 高校生から32歳まで幅の広い年代を演じた。高校生を演じるうえで気をつけたのは、「無邪気さと影のなさ」。ただ、大人になるにつれ、「壁がどんどん分厚くなるというか。本音が見えなくなるようにできれば」と考えて演じてきたという。

 ロケ地である小豆島の海など美しい映像や音楽も、このドラマの魅力だ。撮影で思い出深いのは、「希美ちゃんの記憶をつくることができた」小豆島ロケと、ダイビングの場面を撮影した沖縄ロケ。「ダイビングは2回目。本当に楽しかった」と、満面の笑みを浮かべた。

 改めて、この作品の魅力とは−。「成瀬君(窪田正孝)や安藤(賀来賢人)との青春場面では、理想や思い出が詰まっている。ただ、その真逆で、残酷なシーンもある。きれいなものがきれいなだけじゃない、『両極端』のあるドラマですし、見る人にいろいろな想像を働かせてくれるのが魅力だと思います」

 最終話ではどのような展開が待っているのだろうか。「皆さんの期待を裏切らない、でも、予想がつかない展開になっています。愛を持って見てもらえたらうれしいですね」。落ち着きのある、穏やかな表情で答えてくれた。(本間英士)

       ◇

 <えいくら・なな>昭和63年生まれ。鹿児島県出身。ファッション誌のモデルを経て、平成16年に女優デビュー。20年、NHK連続テレビ小説「瞳」にヒロインとして出演したほか、ドラマ「メイちゃんの執事」や映画「余命1ヶ月の花嫁」「図書館戦争」などに出演した。出演映画「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」が公開中。

 

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