山本洋子さんの「日本酒を識る」がオススメ

2015.01.06

連載:グルメ


山本洋子さん【拡大】

 2015年最初のコラムでは、春夏秋冬、東へ西へ駆け巡り「にっぽんのお宝!応援」をライフワークにされている酒食ジャーナリスト・山本洋子さんの「日本酒を識る」(世界文化社)の魅力に迫ります!

 知的な活気を帯び、清らかな瞳で純米酒への想いを語る著者のモットーは、〜一日一合純米酒〜「日本酒は米の酒。主食である米、酒の原料である米。米の酒はとてつもなく大きな意味を持っています。米の価値を最大化するのは、米と米麹からできる純米酒。最先端素材が開発される現代でも、酒造りに欠かせない麹室や麹蓋などの杉、焼き物、漆器などの酒器、野菜、魚介類などの酒菜…上質な酒には、農業、林業、窯業、漁業までが複雑に絡み合っていることに気づいてきました。日本人が一日一合を飲めば、減反(減反政策は2018年廃止決定)している100万ヘクタールが復活します。日本酒にはおいしいを超えた力があるのです」。

 本書は、酒米の個性を生かした酒蔵を東北、関東、北陸、甲信越、中部、四国、九州の7つのエリアに分けてピックアップ。酒蔵DATEや蔵元、杜氏からの直メッセージ、小ネタなどもあり、好奇心を刺激されるリアル情報が満載です。私が特に魅かれたのは、銘柄のキャッチ−でコンパクトな25文字以内のバイリンガル解説!日本語&英語発信なので、グローバルな視野を広げつつ、大地や人への恩恵を感じることもできるのです。

 手帖サイズですので、酒屋に持参してスタッフと会話しつつ好みのタイプを知るも良し、一人飲みの際には、本片手に造り手やバックグラウンドに想いを馳せて、酔っていくのも良しですね。

 手探りで日本酒との偶然の出会いはもちろん楽しいですが、日々、酒食に精力的に身を投じ、感性を磨き上げている著者の本にナビゲートされるという贅沢を、ぜひ味わってほしいです。

 今年も、コラム読者の皆様と未知の日本酒道を冒険していけると嬉しいです♪

■近藤淳子(こんどう・じゅんこ) 1975年1月30日愛媛県出身。TBS系列北陸放送アナウンサーとして6年間勤務後、ホリプロスポーツ文化部アナウンス室所属。報道キャスター、情報番組レポーター、ドラマ、CM出演、ラジオパーソナリティー、アナウンサー講師など幅広く活躍中。日本語教師、日本酒きき酒師の資格を持つ。2009年から女性限定の日本酒の会「ぽん女会」主宰。日本酒コンテスト審査員や日本酒コーディネートを行う。一児の母。公式ブログ http://ameblo.jp/junko-ponjo/ も要チェックだ。

 

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