騒動は泥沼化の一途… たかじんさんに唯一足りなかったもの

2015.02.07


やしきたかじんさん【拡大】

 歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)が亡くなったのは、昨年の1月3日だった。

 2月3日、大阪で「偲ぶ会」が開催されたが、死後のごたごたを象徴するかのように、同じ日に別の場所で2つの「偲ぶ会」が開かれたのだ。

 芸能人の場合、莫大(ばくだい)な遺産でもめるケースは、「ありますが、なるべく遺族は表面化しないように決定的な決裂を避ける」と芸能リポーター。世間の知るところになれば、“金でもめている”というマイナスイメージしか持たれないからだ。

 たかじんさんは、10億円近い莫大な資産を残したという。「たかじんさんの場合、死んでも稼げる音楽印税がある。作曲した作品も多いですからね。加えて『たかじん』という冠をつけた番組も継続し、のれん代のようなものも支払われている。もめる要素は生前から十分に考えられたのです」(芸能リポーター)

 女優のミヤコ蝶々さんが亡くなった際、約4億円ともいわれる動産、不動産をめぐり、異母きょうだいの間でトラブルになった。たかじんさんの場合、その倍以上の金額。亡くなれば、権利のある人々が声をあげるのは当然。

 「たとえ権利がなくても、親きょうだいにも、それなりの感謝の気持ちを示せば、まるく収まるもの。たかじんさんの場合、寄付額などが多いわりに身内には残していない。それがトラブルの原因です」(芸能事務所の税理士)

 たかじんさんには、相続の権利がある娘がいた。たとえ本人が残したくないとしても、法定相続分はある。「団体や母校に寄付していますが、生前にきちんと寄付しておけばよかったんです」と前出の税理士。

 週刊誌の誌面を前線基地に、たかじんさんの娘ら親族と、亡くなる3カ月前に籍を入れた夫人が、それぞれの主張を繰り返し、死後1年が過ぎたが、泥沼化の一途をたどるばかりだ。

 それを象徴したのが、冒頭の「偲ぶ会」。夫人サイドの主催と、弟ら親族の主催で開催され、故人を純粋に偲ぶ、という縁のあった人々の思いは脇に追いやられた。

 残された人がもめないように気配りをすることも、旅立つ者が示すべき愛情だろう。夫人も娘もかわいそうだ。その1点に置いて、たかじんさんには気配りが足らなかった。

 

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