スティーヴ・ルカサーが語るTOTO9年ぶり新アルバム制作秘話 新しい歴史の幕開け

2015.02.10


愛機ミュージックマンをつま弾くスティーヴ・ルカサー【拡大】

 「アフリカ」「ロザーナ」などのヒット曲で知られる米ロックバンド、TOTOが、9年ぶりの新アルバム「TOTO XIV〜聖剣の絆」(キング)を3月18日、日本先行発売する。ギタリストのスティーヴ・ルカサー(57)が新アルバムの秘話を明かしてくれた。

 2008年に解散したため、最後のアルバムとなっていた「フォーリング・イン・ビトゥイーン」(06年)以来の新作だが、「もうアルバムを作るつもりはなかったんだ」とスティーヴ。

 「だけど、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したメンバーのマイク・ポーカロをサポートするため、ツアーを再開してDVDを作ったら、マネジャーがもう1枚アルバムを作るという契約をレコード会社としていたことが分かったんだ」と内幕を明かす。「やるからには素晴らしいハイレベルなものにしたいと、10カ月かけて作ったよ」

 気合の入ったアルバムは、80年代の雰囲気が漂うナンバーと、今のTOTOが持つハードロックが同居した意欲作。ジャケットには久しぶりに“剣”が描かれている。名作「IV」などにも描かれたTOTOの象徴だ。

 「これがTOTOだということを伝えたくて、剣を戻したんだ。もう僕らも若くない。このアルバムが人生を反映させた内容だってことを表したかったんだ」とスティーヴが“剣”に込めた思いを明かす。

 今作は、「IV」で脱退したベースのデヴィッド・ハンゲイトが33年ぶりに復帰。ボーカルのジョセフ・ウィリアムスも参加し、“黄金のメンバー”が集結したが、「個性的なメンバーなので、意見もぶつかり合い、殺し合いになりそうだったよ。それをうまくまとめたのが、共同プロデューサーのCJ・バンストンだった。彼の功績は大きいね」。

 6曲目「アンノウン・ソルジャーズ」は、92年に亡くなったジェフ・ポーカロに捧げたナンバーだ。「ジェフはいつも戦争反対を訴えていた。2015年になっても、人間は相変わらず殺し合っている。何も学んでいない。子供たちに僕らは何を伝えられるのかという思いを込めたんだ」

 初来日から35年。TOTOにとって、日本はかけがえのない国だ。「この35年間、日本とは素晴らしい友情を育んできたんだ。2016年には日本でツアーをやるつもりなんだ。早く戻ってきたいよ」

 TOTOの新しい歴史は始まったばかりだ。 (福田哲士)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。