日本にカジノは実現するのか 柿沢未途・IR議連副会長に聞く

★柿沢未途・カジノ議連副会長に聞く(上)

2015.05.14


柿沢未途議員(右)と松井氏【拡大】

 日本にカジノは実現するのか。特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(通称IR推進法案)の行方は。気になる動きについてIR議連副会長の柿沢未途衆議院議員(維新の党政調会長)を作家の松井政就氏が直撃した。

 松井 IR法案がようやく再提出とのことですね。

 柿沢 まさに今日(取材日の4月28日)です。

 松井 それはちょうどいい日の対談となりました。

 柿沢 この後、与党の連絡会議で公明党がOKすればそのまま提出となります(編注・法案は同日提出された)。

 松井 あれほど反対していた公明党が、統一地方選が終わった途端、コロリと態度を変えましたね。

 柿沢 ギャンブル反対論に配慮し、選挙へのネガティブな影響を与えたくなかったのではないでしょうか。

 松井 ただでさえ遅れている法案がそれでまた1カ月遅れてしまいましたが、今国会で成立させられそうですか。

 柿沢 時間はまだ十分あります。それに今回はあくまで『基本法』ですから、IRをやるかやらないかというおおまかな方向性を決めるためのものです。よってこの法案自体にあまり時間をかける意味はありません。具体的な制度設計については、『実施法案』の中で成立後1年以内に決めていくことになります。

 松井 一度立ち消えになったカジノ解禁が息を吹き返したのは、2020年に東京五輪招致が決まったことがきっかけですが、それまでに開業が間に合わないとなった場合、再び立ち消えなんてことはありませんか。

 柿沢 それはもうないと思います。すでに五輪に間に合わない公算が高い中で議論しているからです。2015年中に推進法案が通過し、16年中に実施法案が通過しても、地域選定に1年かかれば建設開始は早くて18年。スケジュール的にはすでに厳しいのが実情です。

 松井 むしろ五輪に無理やり間に合わせようとして、中途半端なものを作ることのほうが問題ですよね。

 柿沢 その通りです。

 松井 IRへの誤解も含め、根強い反対論がありますが、どのように理解を求めていきますか?

 柿沢 正攻法で行くべきだと思っています。人口減少社会において経済を今の規模で維持するには、外国人に来てもらい、お金を使ってもらわなくてはなりません。ラスベガスは言うに及ばず、シンガポールでも大成功しているIRはやってみるべき選択肢といえます。ただし、IRを作りさえすれば黙っていても外国人が来るというわけではありません。

 松井 具体的にどのような点が懸念されますか。

 柿沢 実は外資系カジノオペレーターの事業計画は、基本的に日本人をターゲットとしていて、外国人観光客の誘致に主眼が置かれているようには見えないんです。そのあたりを深掘りする必要があります。国内の客の取り合いになったのではゼロサムゲームになるだけで、経済効果も期待できませんからね。 =続く

 

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