全米が泣いたR&B2人のキングの死 (1/2ページ)

2015.05.26


ベン・E・キング(写真)とB.B.キングが相次ぎ旅立った(AP)【拡大】

 相次いで音楽界の巨星がこの世を去った。4月30日にベン・E・キングが、そして、5月14日にはB.B.キング。ベンは「スタンド・バイ・ミー」で知られ、B.B.は“ブルースの帝王”と称された名ギタリストだが、ともにR&Bの歌い手としてキングの名にふさわしい功績を残した。

 ベン・E・キングは1958年に、ボーカルグループ「ドリフターズ」にリードシンガーとして参加。張りのある高音で歌い上げる「ラストダンスは私に」は、日本でも人気を呼んだ。

 60年には独立しソロ歌手としてデビュー。61年に自作の「スタンド・バイ・ミー」がトップチャートを飾る。この曲は58年にベンが新妻に捧げて書き、ドリフターズで歌うはずだった。しかし反対され発表を諦めていたところ、著名なソングライターが気に入り、共同で仕上げたという。

 86年には、監督のロブ・ライナーが映画のタイトル名に「スタンド・バイ・ミー」を借用し、ベンの歌を挿入したところ、映画と共に、曲も再び大ヒットする。

 同年シカゴ・トリビューン紙でベンは「ラブソングを作ったのに、若者は友情の歌と思っている。2つの世代がポジティブに歌ってくれるのがうれしい」と語っている。

 多くの歌手に愛されたこの曲のレコード化は、400を超える。中でもジョン・レノンのバージョンは、ベンのオリジナル同様、今聞いても鳥肌が立つほど感動的だ。

 米国で20世紀に4番目に多く電波に乗ったこの歌。今年、米議会図書館から、文化、歴史または美的に重要な“国家保存録音物”に選ばれ、ベンは喜んでいたという。76歳、死の5週間前のことだった。

 

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