今井雅之さん壮絶死 舞台復帰かなわず 闘病中「モルヒネで殺してくれ」と懇願も

2015.05.28


大腸がんで手術し、舞台の降板を発表した際の今井さん(4月30日)。早すぎる死だった【拡大】

 末期の大腸がんを公表していた俳優、今井雅之(いまい・まさゆき)さんが28日午前3時5分、大腸がんのため、東京都内の病院で死去した。54歳。兵庫県出身。がん告白会見から28日。復帰を誓っていたが願いはかなわなかった。本人の遺志で通夜、葬儀は近親者で密葬の形で行い、後日、お別れの会を行う。

 所属事務所によると、今井さんは入院して治療やリハビリをしてきたが、27日に容体が急変。28日、親族に看取られて息を引き取ったという。

 高校卒業後、陸上自衛隊に入隊したが、俳優を目指して除隊。法政大卒業後の1986年、奈良橋陽子演出の舞台「MONKEY」でデビュー。96年には映画「静かな生活」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。

 ライフワークとなった特攻隊員を描いた舞台「THE WINDS OF GOD」は88年から上演。91年度芸術祭賞を受賞したほか、海外でも高い評価を得ている。

 54歳の誕生日の4月21日、大腸がんであることを公表し、「THE WINDS OF GOD」の降板を発表。

 4月30日には記者会見で、末期のステージIVであることを公表。「病には勝てなかった」と声を絞り出した。昨年11月に腫瘍を切除。転院を繰り返し、当時は6つ目の病院だった。抗がん剤の副作用で苦しい日々が続き、担当医に「モルヒネで殺してくれ」と懇願したことも明かした。

 7日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」が最後のテレビ出演となった。

 本紙の取材にも、病気と闘う思いを明かしていた今井さん。「自分が大病したことで、毎日を普通に生きることが、どれほど大切かを痛感した。若い世代に『生きて生きて生きまくれ』というメッセージを伝えたい」と語っていた。

 

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