沙織さんを妻に役者・中村獅童は羽ばたく だから、陽子ママ安心してください

2015.06.03


私のカメラにしっかりと収まった獅童夫妻。すてきなお嫁さんでしたよ、陽子ママ【拡大】

 悲しい知らせが相次ぐ中、心温まる結婚披露宴に招かれた。5月28日、東京都港区のホテルオークラ本館「平安の間」。700人近くが集まった歌舞伎俳優、中村獅童(42)の披露宴は、改装工事前の本館では最後になるとかでスタッフにも力が入っていた。

 私の席は獅童の親族席、隣は新婦、沙織さんの両親やお兄さまたち。獅童の母、小川陽子さん(2013年12月没)から電話をもらったことを思い出す。

 「武藤ちゃん、あのバカ者には、もったいないほどいいお嬢さんなの。年が明けたら、形だけでの式を考えてる。ぜひ出てよね。この頃はなかなか頑張ってるけど、これからも厳しいことを言ってやってね。新鮮な野菜、送ったから。じゃあね」

 早口でいつもの陽子ママだった。翌日、新鮮な野菜のアラカルトが届いた。お礼の電話をしたところ「お礼なんて必要なしよ」と陽子ママ。その電話の3日後、陽子ママはお風呂の中で亡くなった。私の父がそうだったように…。

 バッグの中に陽子ママの写真をしのばせて見守った披露宴。最大のサプライズは、陽子ママが50年前に着たウエディングドレスをリフォームし、髪飾りもそのままにお色直しで披露されたこと。

 再入場したときから、獅童も沙織さんも目が真っ赤。陽子ママの気持ちも一緒に披露宴に臨んだ沙織さんの美しかったこと。「うちの嫁です」とうれしそうに側に寄りそう陽子ママの姿が見えるようだった。

 妻となった沙織さんからは、「毎日が勉強と思えば、いつか身に付くから、ほどほどでいいのよという言葉をかみ締めています」と毛筆の手紙が届いた。

 陽子さん、あなたが望んでいた役者、中村獅童は、沙織さんを妻にして羽ばたくでしよう。相変わらず泣き虫の獅童でしたが、立派に締めのあいさつをしましたよ。沙織さんは落ちついて、いい役者の女房になるわよ。だから、安心してください。先に行ったご主人にはお会いできたかしら。

 ■武藤まき子 中国放送(広島)アナウンサーを経て、フジテレビ「おはよう!ナイスディ」のリポーターに。現在、フジの「情報プレゼンター とくダネ!」などの情報番組を中心に出演中。芸能、歌舞伎、皇室を主に担当する。著書にリポーター人生をつづったエッセー「つたえびと」(扶桑社刊)

 

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