「美の巨人たち」成田亨ウルトラマン誕生秘話 「プラトン」と「弥勒菩薩」にあり!?

★美の巨人たち「成田亨ウルトラマン誕生秘話」(テレビ東京、4日午後10時)

2015.07.04

 40代の筆者にとって、ウルトラマンは幼いころから慣れ親しんだヒーローだ。ウルトラマンも代を重ねるごとに、角が生えたり、色がツートンカラーだったりと意匠に工夫が凝らされていく。昔はそんなほうがかっこよく見えたものだが、今となっては、シンプルな初代のウルトラマンがこの上なく美しいと思う。

 2週にわたって人気キャラクターを“芸術”の視点でひもといていく「懐かしの人気キャラクターSP」。第1弾は、ウルトラマンの生みの親、成田亨氏の手による彫刻作品「MANの立像」だ。樹脂で作られた高さ約40センチの作品で、「ウルトラマン」放送終了後20年を経て、制作されたという。

 成田氏は、番組の美術スタッフであり、新進気鋭の彫刻家だった。当時、美術界でも高い評価を受けていた彼がウルトラマンを生み出したのは36歳のとき。彼が追求した今までにないヒーロー像は、あっという間に子供たちをくぎ付けにした。

 ウルトラマンは、企画段階からさまざまなデザインを経て洗練されていく。最初のデザインはもっと生物的なものだった。もっとごつごつとしたデザインのものもあった。だが、最終的なものは究極の曲線でまとめ上げられた。

 初代のデザインがすでに完成形に到達しているというすごさは、仮面ライダーにも通じるような気がするのは筆者だけだろうか。

 彫刻は、実際のウルトラマンよりもどこか荒々しさを感じさせるものになっている。均整のとれた肉体や、力強さを感じさせる突き出された右腕など、そこには、ヒーローだからこそ持ち得る美しさがあるのだ。

 なぜ、これほどシンプルで美しい造形にたどり着いたのか。その答えは「プラトン」と「弥勒菩薩」にあるというのだが、その秘密は見てのお楽しみ。また彫刻にはない、ウルトラマンを象徴するあるものとは。

 ウルトラマンはいつまでもヒーローなのだと改めて思わされた。 (F)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。