片山真「ポーカー世界選手権」挑戦記(2) 木原直哉プロの極意とは 日本人チャンプに聞く

★片山真「ポーカー世界選手権」挑戦記(2)

2015.07.09


木原直哉さん【拡大】

 ちょうど1週前、ラスベガスからビッグニュースが届いた。中井孝浩さん(36)のポーカー世界選手権(WSOP)優勝だ。

 これは日本人として2人目の快挙。3年前、初めてその厚い壁を突破したのが木原直哉さん=33=だった。活躍中のトップポーカープロをアポなしで捕まえられるのもラスベガスならでは。ギャンブルの極意を聞かない手はない。

 −−世界選手権の期間中(5月下旬〜7月)は長期滞在ですね

 木原直哉プロ「ええ、11年から参加しています。会場のホテルに部屋を取って、今は家内(今年のWSOPレディースの部で26位に入賞、賞金4829ドル=約58万円=を獲得)の手料理も食べられます」

 −−海外遠征は年にどれくらい

 「一年の半分は出てますね。ベガスのほかに、ロスやマカオ。バルセロナでも大きな大会があるし」

 −−2012年にここでタイトルを獲得。自身2つ目も近い、と期待しています

 「はい。3年前よりもスキルは上がったし、メンタルも強くなった。平常心でプレーしていれば、あとは運が向けば走れる(勝てる)。いつも“強くなってる”と実感できるようじゃなきゃ、プロじゃないと思ってますから」

 −−これから参加費5万ドル(600万円)の「ザ・ポーカープレイヤーズ・チャンピオンシップ」に出場ですね(現地6月21日に取材)

 「優勝賞金が12億円を超えるメーンイベントが話題になるのは当然。でも、こっちもとても名誉あるトーナメントなんです。ルールの違う10種類のポーカーを次々に戦うもので、嫌というほど実力差が出てくる。真のチャンピオン戦という人も多い」

 −−それにしても5万ドル以上とはすごい。ボクらもカジノでお金を賭けるピリピリ感にシビれますが、ケタが違う

 「ポーカーでは、マネープレッシャーはマイナス要因でしかないです。その影響で最善手を選択できないことも。さすがに5万ドルをポンと出すのは考えますが、今回は2750ドル(約33万円)のサテライト(予選)を勝ち上がったので」

 −−もう一つ、カジノでバッドビート(不運な負け方)に遭っても、気落ちしないためのアドバイスを

 「特にポーカーはそう。“ゲームなんだ”と心から思えることですね。90%以上の勝率があっても、負けることだってある。本質が分かれば楽しめる。私はどんな低レートのゲームでも真剣にやるし、面白い」

 長丁場必至のメーンイベントは5日からスタートしている。GOOD LUCK! 木原さん。

 そして次回は、ボクのシニア選手権挑戦の続報を。 (ギャンブルライター・片山真)

 ■木原直哉(きはら・なおや) 2012年のWSOPで日本人初の優勝。北海道名寄市生まれ。東京大学理学部卒。獲得賞金額はすでに1ミリオン(100万ドル)を超えている。著書に「運と実力の間(あわい)」(飛鳥新社)など。

 

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