片山真「ポーカー世界選手権」挑戦記(4) トイレ休憩 急げや急げ 負けちゃった!! 

★片山真「ポーカー世界選手権」挑戦記(4)

2015.07.23


「ポーカー世界選手権」挑戦記・図【拡大】

 来年のWSOP(ポーカー世界選手権)を目指す人に、もうひとつ忘れてはいけないアドバイスがあった。それは、トイレの場所とそこへの近道をしっかり把握しておくことだ。

 2時間ごとの休憩では、必ずトイレへの長い列ができる。“シニア”ならなおさらで、通路が人で埋まってしまい、列がどっちへ進んでいるか分からないほど。20分間の休憩なんてアッという間だ。できるだけ早く並びたい。

 さて、肝心のプレー結果へ。近年のポーカーは「テキサス・ホールデム」と呼ばれるルールが、世界標準になっている。

 子供のころ遊んだ、5枚の手札から何枚かをチェンジする“ドロー・ポーカー”と役の強さ順は同じ。ただし、各自に配られる手札は2枚ずつで、これとテーブルの真ん中に並べられる5枚の共通カード、計7枚のうち5枚を使ってできる役の強さを競うのだ。

 前半の6時間をまずまずしのぎ、夕方5時前からはディナーブレーク。おなかがいっぱいになったあとは要注意と思ってはいたのだが、LEVEL7でそのときは訪れた。

 平均チップ量は1万4000点ほどで、ボクはそれより少し上。前の人から3000点のオールイン(全額勝負)が入った瞬間、手札をのぞきこむとQ(スペード)Q(ダイヤ)。2枚の札ではAA、KKに次いで3番目に強い、これまでのベストハンドだ。

 “これでなんとか増やしたい”“3000点の人だけが相手じゃもったいない”。欲が出て、ほかの人を誘うコールにとどめると、後ろに控えるテーブルのチップリーダーから2万点以上の「オールイン」の声が掛かる。ちょっと待ってよ〜。

 “いや、このオジサンはAが1枚あればレイズしていたぞ”“もし、3000点のほうもA持ちだったら、勝率はこっちが断然上だ”

 Q2枚に運命を託し、「コール」と発声するのにそう長い時間はかからなかった。そうして出てきたハンドが図だ。共通カードが出る前までのボクの勝率は54%。3(スペード)3(ハート)がスリーカードになって、3000点取られるのは仕方がない。

 問題はA(クローバー)J(クローバー)との勝負−こっちに勝てば2万点以上のチップが戻る。4枚目まではQのワンペアでリードしていたけれど、最後の1枚(図中の?カード)にA(ハート)が落ちて…今年の挑戦は終わりました。この日のベストハンドがラストハンドになるとは…。

 「勝率がいくら良くても負けることがあるのが、ポーカーというゲーム」。木原プロから教わったことを何度も思い返しながらも、まだ引きずっている自分がいます。だけど、それでもポーカーは面白い。

 WSOPでは今年から、65歳以上限定の「スーパーシニア」という新イベントが始まった。65歳といえば、12年後−−出られたら幸せだな〜。もちろん、“I will be back!”です。 (ギャンブルライター・片山真)

 次回は松井政就「マカオのカジノ王」

 

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