長尾医師、川島なお美さん腹腔鏡手術は「選択は間違っていなかった」 (2/2ページ)

2015.10.05


川島なお美さん【拡大】

 「意識は有るか無いかのどちらかではない。医学的には意識レベルという、段階的な表現をする。一般的に、がんで余命数日となれば、1日中、ウトウト寝ている状態になる。呼びかけると目を開けて会話は可能。しかし、少しするとまたウトウト眠りに戻る。こうした意識レベルは『傾眠状態』。あるいは、うわ言を言い、うなされる場合は『せん妄状態』と呼ぶ。しかし、どちらも昏睡状態ではない。おそらく川島さんもそうした状態であったのでは。終末期の状態としては理想的な状態。この状態では激しい痛みからも解放されている。川島さんのように、充分な緩和医療がなされ、徐々に“枯れて”おり、最期近くまで意識があったはず。在宅医療の場合、若い人であれば、最期の最期まで意識がまあまあしっかりしている人もいる。心臓が止まる1分前、いや数秒前まで話をしている人もいる。少なくともテレビドラマにあるような昏睡状態が数日間も続くなんてことは、超高齢者でも経験したことがありません」

 がんの終末期の鎮静に関しては「医師の間でも、鎮静(セデーション)に関してはさまざまな意見がある。モルヒネや麻酔薬の注射で眠らせることが緩和医療だという考え方が緩和医療の中である。在宅医の中でも、セデーションを積極的に行う医師と行わない医師に大別される。川島さんは亡くなる前日に吐血されたとのこと。病院スタッフがどんな対応をなさったのか知りませんが、おそらく過剰な延命処置はしなかったのではないでしょうか」。

 最後に「川島さんの最期が穏やかであったことは、旦那さんの言葉からしっかり伝わっている。旦那さんへの最期の言葉は『ごめんね』だったと。穏やかな最期を実現するための活動をしている私にとって、ジーンときた」と話していた。

 

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