【結婚&離婚解体】喜多嶋舞&大沢樹生 復讐合戦に巻き込まれた子どもの気持ちは?

2015.12.02


岡野あつこ【拡大】

 「原告と被告との間に親子関係が存在しないことを確認する」という衝撃的な判決がくだった、元アイドルグループ「光GENJI」のメンバーだった俳優の大沢樹生さん(46)と前妻で女優の喜多嶋舞さん(43)、長男(18)の夫婦・親子問題がふたたび注目を集めています。

 1996年に授かり婚をした大沢さんと喜多嶋さんは、97年に長男が誕生した後、2005年に離婚。子どもの親権はじつに複雑で、離婚後の2007年に喜多嶋さんの再婚をきっかけに大沢さんに親権が移った後は、子どもが17歳になるまで大沢さんが育て、大沢さんの再婚相手と3人で暮らしてきたと言います。その後、喜多嶋さん側に親権が移った後、さらに喜多嶋さんの両親に親権を移したとのこと。これだけでも十分、複雑な夫婦・親子関係が浮かびあがってきます。

 加えて今回のこの判決。大人同士はともかく、両親の復讐合戦ともいえる泥仕合に巻き込まれてしまった子どもの気持ちを考えると、気の毒でなりません。本来、最優先に守られる存在であるべき子どもの感情を傷つけてしまった今、誰がどのように彼をフォローしていくつもりなのでしょうか。

 じつは実際に、ここ数年、夫婦問題の相談に訪れる人たちの中にも、「子どものDNA鑑定をしてみたいと考えている」と話す人が増えていることはたしか。しかも、その大半は男性側からの申し出です。たとえば、過去にはこんなケースもありました。

 相談者の男性の妻は、結婚後に浮気をしていたことが判明して、「妻は、二人の子どものうち、上の子には優しいのに、下の子にはやたらと厳しい。ひょっとすると、上の子は自分との子どもではないのでは?」と疑問に思いはじめたとのことでした。夫が妻の貞操に疑惑を持ち、それを確かめる意味でDNA鑑定に踏みきる決心をかためていた、という例です。

 ところが、真実を明かすためのDNA鑑定が、夫婦が離婚を考えるきっかけになってしまうのも事実です。夫の「本当に俺の子か?」という素朴な疑問に対し、その答え云々ではなく、夫に疑問を持たれた妻の気持ちを考慮しなくてはならないからです。

 というのも、もしも、本当に夫婦間の子どもだと証明できた場合でも、「この人(夫)は、私のことを疑っていたことには変わりない。そんな人とこの先、一生をともにすることができるのだろうか」と妻のほうが夫に対して強い不信感を抱いてしまうことも多いのです。「自分たちの子どもなのに、そこまでやるのか」という思いは妻側に残り、鑑定の結果がどうあれ、ギクシャクしはじめる夫婦は少なくありません。

 大沢さん夫婦の場合は、すでに離婚をして別々の道を歩んでいるため、「妻に不信感を抱いている」という段階はとうの昔にこえていて、今は、自分たちの立場の立証や子どもへの遺産相続問題などを見据えているのかもしれません。

 だからこそ、DNA鑑定に持ち込むのは最後の手段といってもいいでしょう。理想的なのは、一度は愛し合って夫婦になったのですから、たとえ子どもが生まれたら、誰のDNAであっても子どもは子ども。誕生した命を大切にし、家族として暮らしていくほうが幸せではないでしょうか。

 いずれにしても、血のつながりの問題とは別に、すでに存在している子どもの感情を、今は大事にしてあげてほしいと思います。

■岡野あつこ(おかの・あつこ) 1954年8月5日埼玉県出身。夫婦問題の悩みを解決するカウンセリング事業や、カウンセラーを育成する岡野あつこのライフアップスクールなどを運営する、株式会社カラットクラブ代表取締役。NPO日本家族問題相談連盟理事長。1991年よりカウンセリング事業を開始、2万5000件以上のカウンセリング実績をもつ。現在は、後進の育成にも力を入れており、ライフアップスクールの卒業生は1800人を超えている。夫婦問題解決のプロとしてメディアに出演し、一人でも多くの人に笑顔が戻るよう日々活動中である。離婚相談救急隊(http://www.rikon.biz/)。

 

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