【あの有名人から学ぶ!がん治療】北の湖親方、がんリスク高めた糖尿病 (1/4ページ)

2015.12.10


長尾和宏先生【拡大】

 大相撲の第55代横綱で、日本相撲協会の理事長を務める北の湖敏満氏(本名・小畑敏満)が11月20日に直腸がんによる多臓器不全のため急逝しました。北の湖親方は生前、ご自身の病状をほとんどメディアで公表されていなかったので、不明な部分も多いのですが、複数の報道から検証すると、以下のような経緯であったと考えます。

 2011年3月 直腸がんと診断される。
 2012年8月 内視鏡手術にてがんを摘出
 2013年5月 検査入院 徐々に持病の糖尿病も悪化していた
 2013年末  大腸ポリープ切除する手術
 2013年末  腸閉塞を併発して、入院
 2014年末  膀胱がんが見つかる
 2015年8月 両側水腎症で入院、手術
 2015年11月 多臓器不全で死去

■直腸がんと大腸がんはどう違うのか?

 大腸がんは近年、増加しています。男性が女性の2倍多いがんです。また罹患率は死亡率の2倍であることから、生存率が高いがんだと言えます。自覚症状としては血便や便秘や下痢の繰り返し(便通異常)や便柱細小(便が細くなること)などです。大腸がんは、直腸がんと結腸がんに分けられます。直腸がんは肛門の近くにでき、便に血が付いていることで見つかることがありますが、これを痔だと自己診断してしまう人が少なくありません。誤診を避けるには、少々面倒ですが大腸内視鏡検査を行うことです。小腸にがんができることは極めて稀であり、腸にできるがんといえば、大腸がんがほとんどです。直腸とS状結腸がん以外としては、結腸がんや盲腸がんがあります。便潜血検査は肛門から近いがんほど検出率が高いので、大腸の一番奥にある盲腸にがんがある時には陰性になり発見が遅れることもあります。進行した結腸がんは、塊をつくるのでお腹の上から触って分かる場合もありますし、CT検査で疑われることもあります。いずれにせよ、バリウムによる注腸透視とそれに続く大腸内視鏡検査と生検で確定診断がつきます。

 

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