【今だから明かす あの映画のウラ舞台】コメディー編(中)あべ静江酒豪伝説 高級ブランデーご馳走したけれど… (1/2ページ)

2016.04.15

「トラック野郎 爆走一番星」ではマドンナ、あべ静江も宣伝に奔走した
「トラック野郎 爆走一番星」ではマドンナ、あべ静江も宣伝に奔走した【拡大】

  • <p>「トラック野郎 爆走一番星」(ブルーレイ発売中、4800円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)</p>

★コメディー編(中)

 映画の宣伝では、大々的に製作発表記者会見を行うものだ。東映が新たな鉱脈として打ち出した「トラック野郎」の第1弾「御意見無用」(1975年8月30日公開)で宣伝プロデューサー、福永邦昭が打ち出した戦略は業界を驚かせた。

 クランクイン前の6月、テレビ番組「対談ドキュメント」(テレビ朝日)で、主演の菅原文太と愛川欽也に「トラック野郎」の企画を発表させたのだ。

 「4トントラックを運転するキンキンと助手席の文太に役作りについて語ってもらった。映画企画をテレビ番組からスタートするのは極めて異例。運転免許のない文太さんは、その日から免許取得の猛特訓が始まった」

 そして製作発表の日。福永は、すでにテレビで企画を認知済みのマスコミを驚かせるため、奇抜なデモンストレーションを狙った。実際の電飾トラック(デコトラ)とドライバーを出来るだけ多く集合させようと賭けに出た。

 「愛川がTBSラジオ『パックイン・ミュージック』でドライバーに呼びかけた。この映画を応援してほしい。時間のある者は当日、製作発表を開く横浜の埠頭に来てくれって。そうしたら…」

 青森から広島まで、思い思いのボディーアートと電飾を施したトラックが約50台も勢ぞろいし、記者たちを驚かせた。福永も「ラジオの深夜放送の影響力をまざまざと見せつけられた」。

 劇中に登場するデコトラは文太の“一番星号”と愛川の“ジョナサン号”以外は本物の営業車。会見時に集まったドライバーたちが、映画のための応援団「哥麿会(うたまろかい)」を結成し、エキストラとなる車両や運転手の手配を一手に引き受けてくれたのだ。

 

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