【発掘!流行り歌 徒然草】“コンテスト少女”がスターに開花 映画主題歌に採用 石嶺聡子「花」(1995年) (2/2ページ)

2016.05.31

透明感のある声が印象的だった石嶺聡子
透明感のある声が印象的だった石嶺聡子【拡大】

  • <p>石嶺聡子「花」(1995年)</p>

 予想はしたが、現実となると焦る。95年、NHKの新人歌謡コンテストがあると聞き、すぐに応募した。落ちても露出のチャンスがあるし、優勝すれば紅白歌合戦出場が約束されていた。一気に知名度が上がる。

 第2弾シングル「私がいる」(尾崎亜美詞曲)を堂々と歌い、見事優勝した。うれしさを少し抑えながらスタッフみんなで目を潤ませた。

 スターに押し上げた第3弾シングル「花」も幸運に恵まれた。もう一押し狙っていたとき、東宝映画「ひめゆりの塔」の主題歌オーディションを聞きつけた。主題歌は「花」と決まっていたのですぐに収録して音源を送ると採用が決まった。ライバルには大物歌手もいたそうで、新人が選ばれるのはなかなかないことだと後で聞かされた。

 映画が封切られると、役者の舞台あいさつの後に、石嶺の歌も披露させてもらった。結局、その年の紅白は「花」を歌うことに。正月明けには商品のバックオーダーがかかり、ロングセラーのヒットとなった。

 石嶺の母校首里高校では、今でも「花」が校内放送で流れているそうだ。 (敬称略)

 ■獅子丸好(ししまる・こう) 本名・篠木雅博。徳間ジャパンコミュニケーションズ前社長(現取締役)。1950年生まれ。渡辺プロダクションを経て、東芝EMI(現ユニバーサル)で制作ディレクターとして布施明、アン・ルイス、五木ひろしらを手がけた。徳間ではリュ・シウォン、Perfumeらを担当した。

 

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