玄人筋も絶賛する映画『シン・ゴジラ』 始まって5分で伝わる面白さ

2016.08.06

ゴジラの“中の人”は、狂言師の野村萬斎だ
ゴジラの“中の人”は、狂言師の野村萬斎だ【拡大】

 映画「シン・ゴジラ」の評判がすこぶる良い。ふだんは辛口の映像関係者やベテランライターなど玄人筋の友人たちが先週末の公開直後から「ゴジラ史上最強」と絶賛している。

 始まって5分で面白さが伝わってきた。まず、精巧すぎるミニチュアセットとCG映像の融合に圧倒される。そして、「未確認巨大生物」を迎え撃つため右往左往する日本政府や官僚たちの現実味あふれる描写が見る者を物語に引きずりこむ。

 これはいったい怪獣映画なのか?

 政治的映画であり、限りなく実録に近いクライムサスペンスでもある。この手の映画に縁遠い人にも見てほしいので、少しだけネタバレをご容赦願いたい。

 国家存亡の時に、怒鳴るばかりで重みに欠ける総理(大杉漣)、閣議で「想定外だ!」を連発する特命担当大臣(中村育二)、「総理、決断を」と冷徹に迫る防衛大臣(余貴美子)。有事の法解釈のために会議に次ぐ会議…。どこかで見た光景であり、今そこにある危機でもある。

 長谷川博己が演じる内閣官房副長官・矢口蘭堂が前例にとらわれず、この国を何とかしようと奮闘する後姿にエールを送りたくなる。

 さすが、「エヴァンゲリオン」を生んだオタクの巨人、庵野秀明総監督。シン・ゴジラのシンは、「新」「真」「神」あるいは、「渾身」の身か。エンドロールは、日本映画史上まれに見る大挙出演の俳優陣の名が延々と続き、「取材協力・小池百合子」の名。東京も非常事態となるこの映画、実にタイムリーである。 (中本裕己)

 

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