【発掘!流行り歌 徒然草】「新境地で再生」の難しさ実感 園まり「蛾」(1979年) (1/2ページ)

★園まり「蛾」(1979年)

2016.09.06

“三人娘”でブレークした園まり。その再生は簡単ではなかった
“三人娘”でブレークした園まり。その再生は簡単ではなかった【拡大】

  • <p>園まり「蛾」(1979年)</p>

 1962年に「鍛冶屋のルンバ」でデビューした園まりは64年以降、「何も云わないで」「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」が大ヒット。ウェットな声質と少し甘え気味の歌唱が男性ファンを魅了した。一方、女性からは男を誘惑する悪女として敬遠されていた。

 「夢は夜ひらく」は、少年鑑別所で歌われていたものを作曲家の曽根幸明が採譜して補作したもの。4年後に藤圭子が歌った「圭子の夢は夜ひらく」は石坂まさを氏が新たに作詞したものだが、刹那感は共通していた。

 僕が担当したのは77年。大ヒットを出した歌手が何十年もヒット曲を出し続けられるのは稀だ。低迷期はよくある。

 今日性のある作品ができても、過去のイメージとギャップがあるとうまくいかない。そうならないように時間とアイデアを要するから、ベテランで実績のある制作マンが担当すべきと思ったが、上司は若い担当者による新しい視点で作らせようとしたのだろう。

 「ガード下の焼き鳥なんか行ったことありますか」と尋ねたら、「ぜひ行ってみたいです」とのこと。ずっと仕事一本できたせいか、「今は好奇心が旺盛なんです」と目をキラキラさせて話してくれた。

 正直驚いたが、難しく考えるのはやめて、第一弾は六本木あたりをイメージした「舞酔坂」(78年)を選んだ。過去の延長線上の作品で反応がなかった。そこで華やかな世界から、もう少し普通のありふれた日常にトライしようということになった。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。