出演者の力量が求められる「といえば」 「全力!脱力タイムズ」

★「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ、9日午後11時)

2016.09.09

真面目にやるからこそ面白い
真面目にやるからこそ面白い【拡大】

 何とも出演者の力量が求められる番組だ。あまりの荒唐無稽さについついチャンネルを合わせてしまうから不思議だ。

 この番組のキーワードは「といえば」。世界の最新ニュースや日本で議論されている問題を、有識者が独自の視点から、思わず脱力してしまう切り口で解説する、といえば聞こえがいいが、真面目なニュースでも「といえば」という言葉ですべてをひっくり返してしまうのだ。

 食リポでもそう。人気のパンケーキ店に立ち寄ったのはいいが、「パンケーキといえば」という流れから、戦場の地雷の話にすり替わっていく。しかし、話している内容は真面目。ただ、カメラはパンケーキ店の店員のけげんそうな表情をしっかりととらえている…。

 こんな内容を全員が真顔でやっている。たまに笑いがこぼれそうになるが、グッと耐え続ける。

 有識者として出演するのは、軍事ジャーナリストの井上和彦氏や元経済産業省官僚の岸博幸氏、元TBSアナウンサーの吉川美代子ら。この顔ぶれをそろえて、こんなことをやっているのだからよくやるものだ。

 そして、何よりも力量を問われるのがゲストだ。俳優とお笑い芸人の組み合わせなのだが、俳優はこのノリに同調し、お笑い芸人はこのノリにつっこむ役回りだ。

 バラエティー経験の少ない俳優にとっては、どこまでも真顔を崩さず、この悪ふざけにどこまで対応できるかが試練。

 そして、芸人は圧倒的な物量で攻めてくる数々のボケをすべて拾って、つっこんでいかなければならないのだ。生半可な力量ではついていけないだろう。

 提供される話題についてある程度の知識を有していなければ、つっこむこともできないからだ。30分番組だが、きっとへとへとになるだろう。

 司会はくりぃむしちゅーの有田哲平。こんな番組だから、たまに自身のスキャンダルに飛び火することも。一時たりとも気の抜けない番組だ。 (F)

 

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