復活5年目“カシオペア”息吹ほとばしる1年ぶり新作 いぶし銀の「力強さ」

2016.09.15

CASIOPEA 3rdの野呂一生(右)と鳴瀬喜博
CASIOPEA 3rdの野呂一生(右)と鳴瀬喜博【拡大】

  • <p>アルバム「I・BU・KI」</p>

 日本のフュージョン音楽界の旗手としてシーン牽引し続けているスーパーバンド、カシオペア。現在は「CASIOPEA 3rd」として活動中で、アルバム『I・BU・KI』をリリース。パワフルでバージョンアップしたサウンドの秘密をメンバーが語った。

 「CASIOPEA 3rd」は2012年、ギターの野呂一生(59)、ベースの鳴瀬喜博(66)、サポートのドラムス、神保彰(57)にオルガンの大高清美が新加入して再始動。

 今までの「スリル・スピード・スーパーテクニック」の3要素に、「サスペンス」が加わり、「魅せる演奏」から「楽しむ演奏」に変わった。

 前作から約1年ぶりとなる『I・BU・KI』では、「息吹というほとばしる響きに命を吹き込んで、生命の大切さを音楽で表現できれば」と野呂。

 収録11曲はすべてメンバー書き下ろしの新曲で、アルバムを通してストーリー性を感じられる構成だ。1曲目の『ME・ZA・ME』から軽快で激しく、今までのイメージを継承しつつ疾走感が漂い、演奏に遊び心も。5曲目の『Funk U Very Much☆』は、ファンキーな楽曲で「1980年代のファンクをめざして練り上げ、イメージを膨らました感じね」と鳴瀬。

 個々のダイナミックな力強さと繊細な音楽観がミックスされ、「楽しめる演奏」のスタンスに一層磨きがかかり、復活5年目にして、いぶし銀の「力強さ」が加わった。

 野呂は「3枚目にしてアンサンブルの完成形が出来たかな」。鳴瀬も「すべてをぶつけて弾く。限界はまだ感じないし、楽しんでいるよ」と語る。

 テクニック以上に精神的なパワーが熟成されたカシオペアサウンドはオールドファンから若いインストファンまでを引きつけそうだ。

 

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