【長尾医師の平成人間臨終図鑑】永六輔さんの“大往生”に見る肺炎と老衰のあいだ (1/3ページ)

2016.10.13

長尾和宏医師
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 日本のテレビ界でのパイオニアでもあり、『大往生』というベストセラーも出された永六輔さんが今年の七夕の日に亡くなられました。

 83歳でした。長年パーキンソン病を患っており、リハビリを続けながら仕事をしていましたが、今年1月に圧迫骨折で入院、手術。その後、自宅療養をしていましたが誤嚥性肺炎などを起こし、体力が次第に衰えていきました。死因はパーキンソン病ではなく、肺炎となっています。担当医は「死因は肺炎だが、老衰と言ってもいい」とコメントしています。

 肺炎は日本人の死因の第三位で、全死者の約10パーセント弱を占めています。しかし、永六輔さんのようにほかの病気を患っていても、あるいは、がんや心筋梗塞であっても死因を「肺炎」とするケースが多いように思います。

 新聞の片隅には、毎日のように著名人の死亡記事が載りますが、生前に伝えられていた病名と、記事として報道されている死因が違っていて、おや? と首を傾げたことが皆さんにもあるのではないでしょうか。これはなぜでしょう?

 そういえば、永六輔さんの後を追うようにして亡くなった、大橋巨泉さんは咽頭がんと闘っていましたが、死因は、「急性呼吸不全」と書かれていました。

 お二人はもしかしたら、パーキンソン病やがんという病名を残したくないとう意図もあったのでしょうか。

 

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