デフォルメの極致で笑わせる“芸人” 「コロッケ風味 オレたちものまね族」

2016.11.19

沢田研二も笑えます
沢田研二も笑えます【拡大】

★「コロッケ風味 オレたちものまね族」(BSフジ、19日午後7時)

 ものまね芸人には2種類いるだろう。歌のうまさを聴かせるものまねと、デフォルメした笑いを追求するものまねと。そして、前者は“ものまね芸人”ではなく、正確に言うと“ものまね師”だと思っている。

 一時期、テレビをそんな“ものまね師”が席巻していた。確かに彼らはよく似ている。そして、歌もうまい。観客も歓声をあげ、うっとりと聴いている。はてさて、それが面白いか。

 歌手のものまねをする以上、歌がうまいのは当たり前。それを笑いに変えていくのが、ものまね芸人ではないのだろうか。歌がうまいだけなら、歌手にまかせればいい。なんでこの人はものまねをしているんだろう…と疑問だった。

 それに対し、後者の代表はコロッケだろう。とにかく無条件で笑える。何もしていなくても、出てくるだけで笑える。記者にとって、そんなものまね芸人は、コロッケと神無月ぐらいだ。

 コロッケといえば、岩崎宏美や野口五郎、美川憲一といったド定番ネタから、ロボ五木ひろしといった“ひねりネタ”まで、レパートリーは数え切れない。

 その中でも強烈なのは河村隆一のものまねだ。あの独特の粘りけの強い歌声をまねながら、座っていたソファーからずり落ちると、最後は床でゴロゴロしながら、ネバネバと歌うものだ。あの河村隆一がなぜこうなるのか、でもなんか納得してしまう。デフォルメの極致だと思う。

 番組では、そんなコロッケの芸を満喫できる。さらに共演者も充実。山田邦子、ツートン青木、コージー冨田、神無月、松村邦洋、原口あきまさ、ホリ、なかじままりら、やっぱりきちんと笑いを追求している“お笑い芸人”が勢ぞろいだ。この人選には納得。

 土曜日の夜を、とにかく笑って過ごしてみるのもいいのでは。きっと満足できる2時間になるだろう。 (F)

 

今、あなたにオススメ
Recommended by

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。