中井貴一、芸の肥やしを認めない社会への警鐘 巨大化する撮影現場の「コンプライアンス」に嘆き (1/2ページ)

2017.03.06

厳しいが正論でもある
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 発売中の月刊誌「新潮45」に掲載されている記事が、一部芸能関係者の間で話題となり、関心を集めている。

 「現役バリバリの俳優から、このような発言があることを、映画やドラマの制作者はもちろん、視聴者として考えるいい機会になる文章です。冷静な筆運びですしね」とテレビ局編成マンが太鼓判を押す。

 筆者は俳優の中井貴一(55)。タイトルは〈撮影現場の「コンプライアンス」狂騒曲〉。

 テレビや映画の制作現場を重く覆うコンプライアンスという代物がわけもなく巨大化することに違和感を唱える内容で「テレビの内容は非常に制約を受けるようになりました」と嘆きつづる。

 昨年、筆者もドラマを見ていて、死体発見現場に臨場した刑事のせりふにあきれ、失笑した。

 これまでなら「これがガイシャか」とか「ホトケさんか」となるところが、なんとその刑事は「ご遺体」という言葉を使ったのである。

 脚本家の意図なのか、スポンサーや視聴者を気にした制作者側の配慮なのかは分からないが「ついにドラマもここまで落ちたか」という感覚だけがベッタリと残った。

 中井はさらに名指しこそしていないが、先日亡くなった俳優の松方弘樹さんの訃報報道に触れ、破天荒な私生活をたたえ、こんなスターはもう出ないと悼むメディアに「出さないようにしているのは誰なんだ」と言葉を投げかける。

 そして一般人がスキャンダルに真面目に反応し過ぎているとも訴える。

 

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