小松菜奈の屈折S系が全開 NHK“連動ドラ”『スリル!』

2017.03.15

 NHKで放送中の連続ドラマ『スリル!』。先週、中身まで書けなかったので、改めて。

 “NHKで”とは、正確には総合とBSプレミアム。2波による“初”の連動企画で、総合が「赤の章〜警視庁庶務係ヒトミの事件簿」(水曜夜)、BSプレミアムが「黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難」(日曜夜)だ。

 主演は「赤の章」が警視庁のショムニならぬ庶務係に所属し、推理力抜群で刑事に憧れる小松菜奈、「黒の章」はチョイ悪なオトボケ弁護士の山本耕史。色は違えど完全に同じ世界観の2本。2人はW主演ではないが、別色の章にも自然に(主役ではないがチョイ役でもなく)登場する。そんな作り方の連ドラもたぶん“NHK初”。なので“初もの”に目のないオヤジ、完全にハマッてしまった。

 ていうか、作りがかなり民放っぽい。そりゃ制作・脚本が蒔田光治(まきたみつはる)。『TRICK(トリック)』『富豪刑事』などで知られる東宝のプロデューサー兼脚本家だ。良くも悪くも“ミステリーの鬼才”が手がける、お得意のコメディー色満載の本格推理もの、しかもNHKゆえか、必要以上に小ネタに走らないところがいい。

 伝票を「怪しい」箱と「怪しくない」箱(この程度の小ネタは許せる)に分類し、捜査一課刑事の小出恵介から出た領収書の不備に目を付けて呼びだす小松菜奈。狙いは小出の捜査手帳。こっそり抜き取り、書かれたメモを盗み見て、事件捜査に“口出し”する。ややS系の屈折した感じが、カワイイ。2人の“カンケイ”は読めない。いやこれぞ蒔田ドラマのパターンか。小出と“相棒の上司”木下ほうかのズッコケぶりも愉快だ。

 一方、山本耕史ふんする弁護士はハードボイルド風だがヒーローとはほとんど真逆。その二枚目半の新キャラが楽しい。

 続編、また東宝での映画化も期待できそうだ。 (新橋のネクタイ巻き)

 

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