小室哲哉、仰天復活プラン表明! 5億円詐欺事件を激白

2009.09.17

 著作権譲渡をめぐる5億円詐欺事件で懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受けた音楽プロデューサー、小室哲哉(50)が、逮捕からの心情をつづった著書を発売した。華麗な音楽人生や独自のヒット論を語りながら、新曲50曲を同時発売する仰天の復帰計画も表明。勝機はあるか。

 タイトルはズバリ『罪と音楽』(幻冬舎)。

 「(手錠の)カチンという硬い音は、本当は小さく短かったはずなのに、部屋の天井や壁に反響して聞こえた」「しばらく立ち上がることさえできないほどの脱力感におそわれた」−。

 昨年11月4日の逮捕の瞬間を小室はこう振り返るが、本は暗いムード一色ではない。

 大阪地検の検事たちに自作曲「I BELIEVE」を名曲とほめられたり、「TKさん」と愛称で呼ばれたりした話をうれしそうに明かし、自身のぜいたく生活についても自虐ユーモアを交えて、こう反省している。

 「個人所有としては最大級のクルーザーまで買ったのは尋常ではない。鯉のぼりからも目を避ける魚嫌いが、クルーズなんて楽しめるわけがないのに」

 さらに、約10年前に当時アルバム制作中だった米歌手、マイケル・ジャクソンに収録候補曲として作品を聴かせるよう頼まれ、米カリフォルニア州のネバーランドを訪ねた話も誇らしげに告白。

 結局、曲は採用されなかったが、「ネバーランドのどこかで僕の曲が眠っていたら、それだけで幸せ」と語っている。

 8月22日には音楽イベント「a−nation」でステージ復帰したが20億円もの負債を抱える苦境に変わりはない。そこで、起死回生のために掲げたプランが「50曲同時発売」だ。

 歌うのは「エイベックス所属のアーティストの方々、さらには新人も含め、50曲の全曲が新曲」といい、「ヒット曲を絶対に出さねばならない」「1年か半年か、いわゆる『ほとぼりが冷めてから』とはいかない」と、近い将来に実現しようという意気込みが本からは伝わってくる。

 こうした構想を識者はどうみるか。音楽評論家の富澤一誠氏は「曲は書くことはできると思うが、問題は、今の時代に通用するか」としながら、こう指摘する。

 「小室はアイドルを作る才能に長け、カラオケで歌いやすい曲、下手でも上手く聴こえる曲を作って成功した。それが、UA、MISIA、宇多田ヒカルといった実力派シンガーの台頭で、時代から取り残されてしまった。従来のやり方を続けていても通用しないでしょう」

 それでも当の小室は著書で、カラオケでウケる曲の秘訣は「覚えやすいメロディ」ではなく、「発散」「社交」「エクササイズ」の3大要素だとし、それらの循環がもたらす効果は今も通用すると主張。

 さらに、膨大な情報量を短時間で伝達できる地デジ社会が2011年に到来するのを見据え、日常生活のスピードアップとともに、「曲のスピード感も総体的に上がる」と予言するのだが…。

 

注目情報(PR)