ジャズボーカリストの奥土居美可(おくどい・みか)が、4年ぶりにリリースしたニューアルバム「トゥー・ヤング」が注目を集めている。昨年の生誕90周年で再評価が高まっているナット・キング・コールのナンバーを集めたトリビュートで、豪華なストリングスとブラスをバックに、音楽業界で「天使の歌声」と評されたこともある味わい深い喉を響かせている。
長崎県佐世保市出身の奥土居は、米軍基地が近所にあったことから、子供のころからダイアナ・ロスやサリナ・ジョーンズに傾倒。「家庭の事情で、親から虐げられたときも歌が支えでした。高校時代からジャズ・スポットで歌い始め、中でもナット・キング・コールが大好きでした」と話す。
1989年にスカウトされて歌手デビュー。当初は、ポップス寄りでアニメソングでも活躍。「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」の挿入歌は今もファンの間で語り草になるなどマニアックな人気を呼んだが、2002年にスタンダード・ジャズのライブが評判を呼び、以来、大人の歌にシフト。「良き歌、良き映画があり、希望にあふれたころのスタンダードナンバーは、団塊の世代はもちろん、全国をライブで回ると若い層にも支持されている」と事務所スタッフ。
今年の幕開けとなるジャズライブが、あす26日午後7時半から東京・六本木のスイート・ベイジルで開かれる。
奧土居美可
