韓国ドラマ「冬のソナタ」の大ヒットなど、日本での韓国文化人気を考えるシンポジウム「越境的文化変容」が4日、福岡市で開かれ、日韓の研究者や学生ら約70人が参加、日本の“冬ソナブーム”について意見交換した。
九州大の毛利嘉孝助教授(社会学)は、冬のソナタが人気を呼んだ原因について、主演男優の魅力や昔のドラマのような懐かしさ、日韓関係の成熟などを挙げ「どれか一つではなく、いくつかの要因が重なった現象」と分析。「冬ソナはわれわれに、初めて“クールな韓国”というイメージを与えた」と語った。
現在韓国に留学中の平田由紀江さん(31)は「冬ソナブームは突然降ってわいたものではない。90年代、韓国にあか擦りやグルメで旅行した若い女性たちが、韓国を遅れた国でなく同時代的な国として見るきっかけを作った」と述べた。
また、韓国での冬ソナファンは日本と同じく30−40代の女性が多いことや、10代など若い世代からは主体性のない女性主人公への批判が強かったことも紹介した。
韓国人留学生の李智旻さん(29)は、主演男優ペ・ヨンジュンさんに対する「ヨン様」という呼称が一般化したことに「皇族など限られた人にしか様をつけない日本の新聞が、韓国の俳優を様づけしている」と指摘。マイナーだった日本での韓国文化の地位が変化しつつあると分析した。
ZAKZAK 2004/07/05