 根津甚八さん |
俳優の根津甚八さん(56)が6日、自家用車を運転中に起こした死亡事故が衝撃を与えている。“魔の交差点”ともいわれる現場での事故、また根津さんが2年前から患っていた“顔面の奇病”との関連などへの注目が高まっている。
 現場は衝突事故が多発していた“魔の交差点”だった=6日、東京・目黒区 |
警視庁碑文谷署の調べなどによると、根津さんは6日午前11時半ごろ、東京都目黒区内で運転中に前方左側から自転車で横切ろうとした男性と交差点の真ん中で衝突。自転車に乗っていた同区内に住む無職男性(67)は頭を強く打ち、近くの病院に運ばれたが、頭蓋骨(ずがいこつ)陥没骨折などで同日夕に死亡が確認された。
現場は信号機がなく、制限速度30キロだが、ゆるやかな上り坂があるため以前からスピードを上げる車が多く、この3年間に9件事故が発生していた。事故当時の車の速度は不明だが、男性は10メートル近く跳ね飛ばされ、根津さんは事故直後、青白い顔で立ち尽くし、同署の調べには「安全確認が足りなかった」と話しているという。
一方、根津さんは2年前に「右目下直筋肥大」を発症。原因不明の“顔面の奇病”といわれ、右目を動かすことが難しく視力も低下、ろれつも回らなくなるもので、発声のリハビリを兼ね通院治療をしていた。さらに体調不良などもあり、最近は平成13年のNHK朝ドラマ「ほんまもん」や14年の映画「ドラゴンヘッド」のほかは仕事は控えめだった。
今回の事故について根津さんの所属事務所は同日、「根津本人も、精神的に大きな衝撃を受けております。今後できる限りの誠意ある対応をしてまいる所存です」とコメントを発表。碑文谷署は根津を業務上過失致死容疑で事情を聴き、近く書類送検する方針だ。
ZAKZAK 2004/07/07