宮崎駿監督(63)の注目アニメ映画「ハウルの動く城」の公開が20日に迫り、関連グッズなどの“ハウル商戦”が本格化。ハウルでウハウハの気配だ。
国内公開作では最高の興行収入304億円を記録し、アカデミー賞も受賞した前作「千と千尋の神隠し」から約3年半。待望の新作は「魔女にのろいをかけられた少女が老女になる。真実の愛を求める中で生きる楽しさ、愛する歓びを、スタジオジブリならではの表現で描き、仕上がりも上々」(製作関係者)。
こうしたなか、関連商品が早くも奮闘中だ。まずは原作「魔法使いハウルと火の悪魔」(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著、徳間書店)。
「映画は宮崎さんが、当社の原作を読んだのが製作のきっかけ。宮崎アニメの原作は初めてだが、すでに姉妹編と合わせて50万部以上を売っています」(宣伝担当者)
絵本など関連本も5点出版予定だが、「ネタばれにならないよう、発売は映画公開後。『となりのトトロ』などは絵本だけで300万部も売れており、今回も合計で数百万部は売りたい」とそろばんをはじく。
一方、魔法使いハウル(木村拓哉)と絡むヒロイン、ソフィーを演じた倍賞千恵子(63)=顔写真=が歌う主題歌「世界の約束」も10月27日に発売され、オリコン初登場45位に。倍賞にとっては「忘れな草をあなたに」以来33年ぶりのチャートインという。
「宮崎作品ものでは、米良美一『もののけ姫』、木村弓『いつも何度でも』が37−42週も100位内にランクされ、息長く売れた。今回もシングルとサウンドトラック(公開前日発売)合わせて100万枚以上が目標」と徳間ジャパン。
また、コンビニエンスストアのローソンでは、フィギュアや文具などのグッズ56アイテムを公開後に発売。現在、予約受け付け中で「前売りチケット販売とともに好調」(商品物流本部)。
配給元の東宝は「千と千尋−」で02年2月期連結決算で、当時過去最高の売上高2005億円を記録した。今年は「世界の中心で、愛をさけぶ」が興収83億円を超え、すでに単体の経常利益が過去最高の147億円を見込むほど。「ハウル」でさらに拍車といくか。
ZAKZAK 2004/11/05