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苦杯が生んだ乾杯ヒット…コーヒーカラー
ボーカル仲山卯月自らの苦節元にサラリーマン応援歌


 「人生に乾杯を!」なる、口に出すのはちょっと気恥ずかしくなるようなタイトルの歌がヒット中だ。♪乾杯しよう、乾杯しよう−とリフレインされるフレーズが耳から離れず、“人生への応援歌”としてサラリーマン層にも浸透しているようだ。

 歌うのは、10月に同名マキシシングル(クラウン)でメジャーデビューしたばかりの「コーヒーカラー」。作詞・作曲担当の仲山卯月(28)がナチュラルな中にも味わいあるボーカルを響かせ、ピアノとアレンジ担当の女性、TESHI(29)がサポートする男女2人組ユニットだ=写真。

 人気の秘密は、親しみやすいアコースティックサウンドに加え、仲山が転職やリストラ体験から書いた「戸惑いを飲み干して またひとつ酔えばいい…」といった聞く者を励ますような歌詞にある。

 リリース前、USEN(有線放送)で推薦曲としてかけ始められ、リスナーから「誰の歌?」「聞いていて涙が出た」などと中高年を中心に問い合わせが入るようになり、10代の高校生も、「受験勉強中に聞くと落ち着くし、励みになる」といったメールも届くようになった。同局のリクエストチャートでは、最高6位にランクインした。

 その勢いでCDも売れ、発売わずか1週間で2万枚のセールス。カラオケでのリクエストも多く、「新人のデビュー曲が全国まんべんなくリクエストがくるのは珍しい」とカラオケ大手の第一興商も分析しているほど。

 リスナーの気持ちをガッチリつかんだ仲山は、平成5年から5年間、ブランドのリサイクルショップやホテルマン、肉体労働などを経験。うち1回のリストラに遭うといったサラリーマンの辛酸をなめた人。

 仲山は「曲と似た人生を歩んできた自分が、友人の披露宴で応援歌として作りました。この曲を聴いた方が、少しでも元気になってくれればうれしい」と話している。

 昨年から、東京・青山のライブハウス「青い部屋」で演奏し、観客に癒やしの健康グッズをプレゼントしたり、オリジナルカクテル「ボーナスウオツカ」を販売したり、と歌だけにとどまらない“商才”も注目。

 忘年会シーズン直前。♪乾杯しよう−のフレーズ、おぼえておいてソンはないだろう。

ZAKZAK 2004/11/29

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