 玉置成実 |
歌や演技のレッスンと語学や一般教科の勉強を両立、高校卒業資格も取れる初の芸能スクールが来年4月に開校。また、技能を登録し、テレビ出演などを目指す“人材バンク”も登場。人材育成・確保の形態も多様化してきた。
今年大人気の韓流スターたちには大学や芸能学校で学んだ演技力や語学力の裏付けがあった。そんな国際進出も視野に入れ、タレント育成を目指すのが芸能スクール「アクターズハイスクール」(東京・高円寺)。
歌手の玉置成実やleadの古屋敬多を輩出した旧・沖縄アクターズインターナショナルが母体で俳優・モデル・アーティスト科など志望別に科が置かれている。
午前中に英語や数学など教養科目、午後からはボイストレーニングやセリフ読みなど芸能の実技を学び、「英語の授業では、ヒップホップの曲を教材に使いながら学ぶというように教養科目と実技をリンクさせるのが特徴」(教務担当者)。
 古屋敬多 |
定員は120人だが、すでに600人以上の申込が殺到、来年2−4月まで4回の選抜試験を行うほどの人気だ。
高卒資格取得は、文部科学省の「通信制高校のサポート校制度」を生かし、群馬県の通信制高校・学芸館高校、サポート校の東京高等学院と協力したことで実現。形式的には学芸館高校の卒業証書を受け取るが、実際はアクターズに通う。
同校では「日本の芸能界はタレントを世に出すのが早すぎる。語学力などもつけてじっくり育てたい」と話している。
一方、「芸能界の人材バンク」として11月に始動したのは「東京アーティスト・スキル・オペレーション(TASO)」(東京・渋谷)。
「乗馬しながら殺陣ができる」「手術シーンで看護師になりきれる」など自信のあるスキルの“売り手”が登録し、テレビ局など“買い手”のリクエストに応じてTASOが橋渡しする。
運営は民間非営利団体(NPO)で、登録はプロ、アマを問わず15歳から75歳まで。「手話」「格闘技」「和太鼓」など細分化された技能を審査後、登録。費用は入会金と年会費だけで、仲介謝礼などは必要ない。
元テレビマンでNPO理事長の広瀬隆一氏は「従来のプロダクション以外に芸能人を育てたり、サポートしたりするシステムがもっと必要」と話している。
問い合わせはアクターズフリーダイヤル0120・866・550、TASOTEL03・5766・5453。
ZAKZAK 2004/12/18