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クイーン王者の勢い…計算されたアレンジ&大衆性
ベストアルバム第2弾「ジュエルズII」ランクイン

ボーカルのフレディ(前列左)は既に亡いが、アルバムは売れ続け、日本公演も近そう…
ボーカルのフレディ(前列左)は既に亡いが、アルバムは売れ続け、日本公演も近そう…
 往年の人気ロックバンド「クイーン」の人気が、ビートルズをしのぐ勢いだ。昨年大ヒットしたベストアルバム第2弾「ジュエルズII」(東芝EMI)が、7日付オリコンアルバムチャートで洋楽唯一のベスト10入り。メンバー監修のミュージカルも上陸するなど、人気再燃がさらに熱を帯びる。その理由を探った。

 昨年1月発売の「ジュエルズI」は現在まで150万枚が売れ、昨年の洋楽アルバム最大のヒット。ほぼ同時期発売(03年11月)のビートルズの「レット・イット・ビー…ネイキッド」の80万枚に比べると、クイーンの勢いを裏付ける。日本語で歌う「手をとりあって」を含む第2弾も発売1週間で15万枚。02年から英国で上演のロックミュージカル「ウィ・ウィル・ロック・ユー」は5月に初上陸−と、クイーンを巡る動きが相次ぐ。

 今回の再ブーム、SMAPの木村拓哉(32)主演のフジテレビ系ドラマ「プライド」で主題歌や挿入歌に、往年のヒット曲が採用されたり、この数年、CMで楽曲がたびたび使われたことも影響。東芝EMIによると、CDの購買層は、往年のファンに重なる40代の次に、その子供の世代の10代が多いという。

 なぜクイーンは新たなファンも多いのか。

 「綿密に計算されたアレンジと大衆性。アレンジのわかりやすさも音の流行を超えたところで愛される原因。『伝説のチャンピオン』のサビの部分がだれでも口ずさめるように常に大衆性を持っている。ビートルズと同じく時代を超えて愛される理由です」(渋谷陽一ロッキング オン代表)

 そんなスキのない音楽を作るバックボーンには、ロック界きってのインテリ性も影響。

 「リードギターのブライアン・メイが大学で天文学と物理学、ベースのジョン・ディーコンは電子工学、ドラムのロジャー・テーラーは歯科と生物学、ボーカルの故・フレディ・マーキュリーはグラフィックデザインを専攻。メンバーの衣装のデザインの多くはフレディの発想」(洋楽関係者)

 また、「クイーンというのは、ゲイを指す隠語。4人がデビュー時に女装してプロモーションをしたり、当時からその筋の人気も絶大だった」(ロック雑誌編集者)。

 91年にフレディがエイズで45歳で死去し、グループは事実上解散状態だったが、ボーカルに元バッド・カンパニーのポール・ロジャースを迎えた欧州ツアー(3月28−5月9日)が決定。本国や米国より先にクイーン人気の火がついたのは日本。夏以降に20年ぶりの来日ツアーも期待される。

ZAKZAK 2005/02/14

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